・・・・・・・っということで、SFとしてはウンザリするほど使い果たされたテーマ。
人類から全ての感情を取り払ったら、理想社会が実現できるかという話。
全体は、童話仕立てです。
ここで描かれる世界は、悪い独裁者が自分の支配欲のために、暴力を使って管理するわけではない。
そう描けば共産主義国家や独裁国家を批判する、政治的なメッセージ映画になりますから。
この物語では、あくまでも「善意」に基づいて理想国家を目指したらどうなるかかを問うている。
悪は、欲や差別が元になって生じるから、人間からそれらを奪えば良いという発想はアタリマエ。
ここでは、正義や愛という善意でさえ戦争の理由になりうると考える。
だから、それも奪って感情をコントロールしようとする発想。
住民から過去の記憶を取り去る。
だが、同じ過ちを繰り返さないためには、過去の記憶を持つ人間がアドバイザーとして必要だろう。
それが「Giver」であり、一人だけ任命されている。
この辺の設定がツッコミどころであり、ユニークな点です。
この映画は、次のGiverを養成するために一人の青年が選ばれるが、養成に失敗する物語。
ご想像の通り、青年は美や愛に目覚めてしまい、結果としてこの理想社会を破壊してしまうのです。
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はっきり言って、駄作です。
でも、今の現実社会は醜いところばかりだけれど、それに負けないくらい美しい点も沢山あるよと気付かせてくれます。
そういう善意に満ちた童話なのです。
ですから、観賞後の後味は悪くない。
ジェフ・ブリッジス、メリル・ストリーブ、テイラー・スウィフトなんかの有名人も出ています。
★★★☆☆