・・・・・・・っということで、つづきです。
今回はアラスジを中心に。
30時間の長尺ですから、多くの登場人物と様々な場所で起きる事件、ときには時間を遡って複雑に絡み合いながら物語りは進行していきます。
主人公は正義感の強いジム・ホールデン船長。地球人。
パイロットのアレックス。火星人。火星に妻子を残している。常識人。
有能な女性エンジニアであるナオミ・ナガタ。ベルター人。ホールデンの恋人。
同じくエンジニアのエイモス。地球人。すぐに暴力に訴えるが頼もしい。
この4人が火星の小型戦艦「ロシナンテ号」に乗って活躍するのです。
この他に,ベルター人のミラー刑事が重要な役割を果たします。
彼は賄賂を取り汚い仕事を平気で実行しますが、本質は善人です。
コレだけでも、曲者ぞろいでしょう?^m^
物語はこの5人を中心に進行していきます。
・・・・・・・・
地球外生命から送り込まれた謎の病原菌は、非常に強力な作用を持ちます。
人間に感染すると、姿が怪物のように変身し、驚異的な運動能力を示すようになります。
後で分かるのですが、この病原菌は、人間に感染するのみならず、機械や小惑星まで変形させ、まるで意思を持った生物のような挙動を示すのです。
この病原菌の存在を知った億万長者(中国人)が、ベルター人の科学者を使って人間に感染させ兵器化し、思い通りに操れるようにしようとします。
目論むのはもちろん世界支配です。イイねぇ~^m^
オッとどっこい、コレを知った地球の国連副次官が、火星を征服するために国連総長を操ろうと企みます。コイツが一番のワル。
火星もこの病原菌の存在を知って入手します。
これじゃ力バランスが崩れ、ベルター人たちが不利になるからという理由で、ナオミがベルターの指導者に病原菌サンプルを手渡してしまいます。
そんなこんなで、ついに地球軍と火星軍は戦争をおっ始めます。
ベルター人もこれに絡んできます。
全面戦争は進行し、あわや人類破滅かと思われる中、これは国連副次官と億万長者が仕組んだ陰謀であることがホールデンたちの活躍で暴露されます。
こうして危機一髪のところで、人類滅亡は回避されます。
・・・・・・・・
危機が去ったあと、太陽系最外部に病原菌が基になった巨大なリングが出現します。
明らかに、地球外生命体が何らかの意図を持って創ったものです。
地球、火星、ベルト(小惑星帯)から成る艦隊がリングの調査に向かいます。
そのリングは他の宇宙に繋がる(従って太陽系以外に人類が新たな植民地を作る)ゲートではないかと予想されます。
リングの中に入ると、中心には球状のステーションがあって、リング内の時間を自由にコントロールしているのです。
この辺の設定は如何にも壮大で、SFならではの醍醐味です。
つづく。