・・・・・・・っということで、ヨーロッパの古代や中世都市をみると、必ず城壁跡を見ます。
都市全体を囲む城壁です。
城壁の無駄を説いたのはカエサルです。
城壁は決して安全には役立たない。
国の安全はシステムで守るべきであると。
即ち、外交による安全保障、道路インフラ整備による軍の速やかな移動、植民地の同盟化等によるべきだと。
実際彼は、発展の障害物であるローマの城壁を壊した。
二千年以上も前に壁の無用性を知っていたのです。
彼の言葉が正しかったことは、ヨーロッパに残るかつての城壁がどうなったかを見れば解るでしょう。
都市どころか国家を壁で囲もうとした人たちがいます。
万里の長城を築いた始皇帝と、スコットランド国境に壁を築いたハドリアヌスです。
それらの廃墟を見て、なんてバカなことを考えたんだろうと思わない観光客はいないでしょう。
そして、ベルリンの壁が破壊される風景は20世紀の終わりを告げる象徴となった。
だが、何とこの21世紀になって、日本列島の日本海側と同じ長さの国境の壁を造ろうとするバカが現れようとは!