・・・・・・・っということで、中学生のとき、【聖書」を全部読みました。
正確に言うと、「世界の名著」という全集の中の、【旧約」と【新約】です。
詩篇まで含めた全部です。
詩篇を読んでも、意味なんか分かりません。
ただ、「読んだ」という実績を付けたいがために、文字を追いかけました。
若さというのはスゴイことですね。^m^
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そんな膨大な聖書の中で記憶に残ったのは一つ。
たったの一つだけです。
それは、ルカによる福音書13章 :
【そこで、イエスは言われた。
「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。
それは、からし種に似ている。
人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。」 】
これだけです。(^^ゞ
なぜか、ぼくはこの章に惹かれた。
神の国=天国ですよね。
天国ならば、とてつもない楽園と想像するでしょ?
でも、イエスはコレだけを言ったのです。
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聖書って、いろんな人の、いろんな時代の、「イエスかく語りき」の寄せ集めですよね。
そこには、2000年以上の風雪に耐えて読み繋がれるだけの何かがあるのでしょう。
イエスの言葉は【寓意】で満ちています。
直接言わない悪い癖。
解釈は自分で考えろ主義です。
そしていま気付いたのです。
66歳になってようやく。
種をまいて⇒芽が出て⇒木になる⇒そしてそこに鳥が巣を作る。
コレって、この世の中の話じゃん。
実は、神の国は天国のような別の世界ではなく、現在のこの世の中なのです。
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