・・・・・・っということで、準新作・旧作が100円のクーポンを使って、4本ほどツタヤで借りてきました。
なんとも不思議な雰囲気を持った映画である。
冴えない主人公があのイーサン・ホークであることに気付くのにだいぶ時間がかかってしまった。
地球の裏側の人間を遠隔操作で殺すことの意味を問う映画である・・・ってことくらい、見る前から解っている。
要はその問題意識をどう映画で描くかが腕の見せ所である。
実に淡白に(そして低予算で)描いている。
たぶん見る人の殆どは退屈だと感じるだろう。
ところが、そういう淡白な描き方には意図があって、細かいところまで計算しつくしているぞと気付けば、結構よく出来た映画だと分かるはずである。
映像の中での殺人はそこで生活している人間の重さや暖かさが感じられない。
ところが、そこで巻き添えになって死んでいく家族は、アメリカの家族となんら変わらないのである。
主人公(とパートナーの黒人女性)はそれを感じることが出来るまともな感性を持った人間なのである。
こういう戦争をしていればどんどんエスカレートしていき、無感覚になり、罪の意識を持たない人間になるのは明らかである。
「なんで俺たちはパイロット服を着ているんだ?」とか、
「俺たちはテロリストを減らしているのではなく、テロリストを生産しているのだ」というセリフも重い。
アメリカはいつまで経っても他人の痛みに鈍感な民族であることには変わらない。