・・・・・・っということで、イスラムは飲酒を禁止しています。
ところが、それほど厳格ではなく、信仰には有害だから止めたほうがいいよと解釈すべきでしょう。
そんなワケで、国によって、あるいは人によって飲酒するムスリムも沢山います。
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ぼくがバスラに居たとき、事務所の前はバスラとクウェートを結ぶハイウェイでした。
後から知ったのですが、悪名高きRoute 80だったようです。
砂漠の真ん中だとスピード感が全く得られず、みな可能な限りの高速で突っ走っていました。
100km/hで走っていても、まるでノロノロ運転しているみたいです。
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これは湾岸戦争のときのRoute 80です。
ご存知の通り、クウェートから撤退するイラク軍(もちろん多数の民間人も含む)の車列を同盟軍(といってもアメリカ軍)が身動きの出来ない状態にして執拗に攻撃を加えた結果です。
紛れもなく虐殺ですが、例によって、戦勝国側には罪を問えません。
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今回はそんな話ではなく、この写真を見て懐かしく思い出したのです。
平和な当時でさえ、こんなに沢山の廃車(?)ではないものの、道路の脇には放置されたクルマが累々と連なっていたのです。
最初見た時は信じられませんでした。
修理すれば動くであろう高級車も沢山含まれていました。
要するに金持ちのクウェート人が放置していったのです。
では、何故そんなに沢山の車が放置されていたのかというと、それは酔っ払って運転を誤り路肩から転落したからなのです。
それでも何故かでしょ?
木曜日になると大挙してクウェート人がバスラに乗り込んでくるからなのです。
それは、イラクでは酒が飲めるからです。
要するに、休日である金曜日の前日にバスラに乗り込み、夜通し大酒を飲んで騒ぎまくり、翌日酔っ払ったままクウェートに戻っていくからなのです。
クウェートはとても飲酒に厳しい国で、下手をすれば投獄されるくらいです。
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本当に金持ちのクウェート人の家庭には、必ずホームバーが備わっていると聞いたことがあります。
そう、イスラムはダブルスタンダードなどまるで気にしない、ユルユルの宗教なのです。
厳格に教義を守って生きているムスリムと、一日5回のサラート(礼拝)さえすっぽかすムスリムが共存しているのです。
要は、自分と神が向かい合うことが大事なのであり、隣のムスリムがどうだろうかなんて関係ないのです。
ぼくもイスラムはとても厳しい宗教という印象を持っていましたが、調べれば調べるほどユルユルの宗教であることが分かってきます。
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最初、「イスラム教は宗教というより、共産主義とか社会主義のようなイデオロギーに近い」と聞いたときはピンと来ませんでしたが、その意味がだんだん分かるようになって来ました。
イスラム教を理解するうえで、このことはとても重要なポイントなんですよ。


