ぼくの中のアラブ(3) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、外国では病気にはなりたくないですね。


特にイラクなんかで病気になったら、日本へ帰してくれという気分になります。


【病院で】


立場上、何人かの日本人をバスラの病院に連れて行ったことがあります。


今もそうかも知れませんが、当時の病院は酷かった。


映画アラビアのロレンスに出てきた野戦病院と大差ありませんでした。


薄暗くて、不潔で、所構わず病人が横になっていて・・・。


病気が治るどころか、ますます悪化しそうでした。


・・・・・・


それでも、医者の診察を受けなければなりません。


病院の敷地に入っただけで気が滅入るのに、診察を待つ長蛇の列を見たときは絶望的な気分になります。


20~30人が立ったまま辛抱強く順番を待っているのです。


少なくとも3時間は待たにゃならんなと覚悟を決めます。


ところが最後尾に並ぶと、驚いたことに前に並んでいた人が自分は後でいいから先に行けというのです。


どんどん譲られて、とうとう先頭まで来てしまいました。


・・・・・・


アラブ人って嫌なヤツばかりだと思ってはいけません。


もし、日本人が順番待ちをしていて、明らかに外人が最後尾に並んだら、先頭を譲りますか?


ところが、見知らぬ東洋人に対して、彼らはアタリマエのようにそうしたのです。


イラクにいる間、こういう経験を何度かしました。


アラブ人の利己的で傲慢な面ばかり見せ付けられていたので、頭が混乱してしまいました。


イスラム教の「困った人には救いの手を差し伸べるのが義務」という教えが、思いもよらないところに浸透しているのです。