・・・・・・っということで、今朝のNHK「超絶 凄(すご)ワザ!SP」はいろいろと考えさせられました。
日本人とドイツ人の大工(両者とも名人クラス)が同じ課題を与えられて腕比べするという趣向でした。
勝敗は別として、それぞれの国の取り組み方の違いが面白かった。
先ず道具の違い:
それぞれが様々な種類の道具を揃えているのですが、ドイツは目的に合わせた単機能に絞っていること。
これは、以前書いた「単一機能的か多機能的か」の再確認です。
さらに気付いたのが、ドイツ人の使っている道具は、例えばノコギリにガイドラインが付いていたり、出来るだけ『誰でも失敗なく使えるよう』な工夫がしてあるのです。
一方日本人大工が使う道具は、『使うのに年季が必要』であることです。
即ち、使い方が難しく、使い手の上手下手が歴然と表れてしまうのです。
この差は実に面白い。
音楽を表すのに、ヨーロッパ人は楽譜を考えたことは前にも触れました。
楽譜は完璧ではありませんが、楽譜を読み込めば師匠なしでもかなりのレベルまで演奏することが出来ます。
一方日本の楽譜は実に未完成で、師匠の『見よう見まね』が基本です。
ですから、師匠に弟子入りして何年もかけて習得することを強いられます。
教え方も統一されていなくて、『技術を盗め』なんて無理難題を押し付けられます。
教育の観点から、どちらが効率的かは明らかでしょう。
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次に発想の自由度:
ドイツ人は自由な発想をすることです。
失敗を少なくするために、添え木を当ててクランプで固定したり、窮屈な姿勢をなるべく避ける
ために材料のほうを動かします。
日本の大工は難しい姿勢でも、材料はあまり動かさずに自分のほうが動きます。
日本人は師匠に教えられたままで、そこから逸脱することが極端に少ないようです。
よく言えば伝統を守る、悪く言えば固定観念に囚われているのです。
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どちらが良い悪いを言っているのではありません。
日本が名人を目指し『芸を磨く』のに対して、ドイツはマイスターを目指し『技術を磨く』とまとめてもいいかも知れませんね。