・・・・・・っということで、予想外に面白いという評判の映画。
面白かった。
ボクシング映画の王道を逸れずに真っ直ぐ突き進んでいくストーリー。
クライマックスの試合まで、どう盛り上げていくかが総て。
分かっていながら観客はまんまと乗せられてしまう。
はからずも最後は感動で涙腺が緩んでしまった。
いつも思うのだが、アメリカは歴史が浅い国なので、歴史に飢えている。
こんな映画の架空人物でも、まるで実在の人物に仕立て上げてしまう。
数あるコミックヒーローを主役にした映画を飽きずに製作するのも同じ流れである。
アメリカ人にはシルベスター・スタローンではなく、ロッキー・バルボアの名で記憶に刻まれているのである。
フィラデルフィア美術館の正面階段は、今では「歴史的」観光名所だ。
本作でも、対戦相手だったアポロ・クリードはまるで実在の人物のような扱いである。
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ロッキー時代に比べ、映像技術は驚異的に進歩した。
まるで本物の殴り合いのようなカメラワーク。
偽モノの殴り合いではもう観客は満足しないのだ。
だから、主人公役の青年がどれほど時間をかけて鍛え上げたかが嫌というほど分かる。
歴史を作っているというアメリカの意欲が伝わってくる映画である。
意地悪な言い方をすれば、その熱心さにアメリカ人のオメデタさを感じるのであるが・・・。