【ローマ亡き後の地中海世界(上)】 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、またもや塩野七生の本。

実のところカミサンはこの作家のことが嫌い。

1冊も読んでいないのに嫌うのは、女性独特の本能によるものだろう。

案外、彼女は女性に嫌われるタイプかも知れない。

何となく分かる気がするけどネ。^m^

塩野七生女子にしてはマイナーなテーマを選んでいる。

地中海でイスラムの海賊が長年にわたって荒らしまわって、その勢いはイタリア占領の一歩手前まで行ったことを知らなかった。

知っているのは、トゥール・ポワティエの戦いでキリスト教側がイスラム勢力をくい止め、ヨーロッパが救われたということだけ。

十字軍のずっと前から始まり、18世紀まで続いていたことはマイナーなテーマどころか、キリスト教世界にボディーブローのようにダメージを与えてきたことは中世を知る上で欠かすことの出来ない歴史だろう。

塩野女史の大好きなオトコマエの英雄は登場しないが、サラセン海賊に光を当ててくれたお陰で、中世が俄然面白くなった。


何度もここで書いたけれど、ぼくがヨーロッパを旅行して強く感じたことは「恐怖」でした。

それは、モンゴルによる恐怖であり、蛮族に押されて移動してきたゲルマンであり、北の海から襲ってくるバイキングであると思っていたが、南から襲いかかるサラセンの海賊の恐怖もあったのだとこの本で知ることが出来ました。

今年は北アフリカから大挙押し寄せてくる難民問題がクローズアップされたけれど、地中海を南から北に吹く季節風が大きく影響しているんですね。

難民たちがボートに乗ってヨーロッパに渡るには夏の季節がチャンスなんですね。