・・・・・・っということで、ヒマなので錦織vsナダル戦を最初から最後までじっくり見ました。
ナダルって、かつて世界ナンバーワンだった選手。
錦織が過去に7戦戦って、一度も勝てなかった相手。
試合の経過を観ながら、昔の名テニスプレーヤーの晩年を思い出してしまった。
その選手の名前はケン・ローズウォール。
知らないでしょ?
オーストラリアの名手です。
小柄なんだけれど、筋肉質で、実に「教科書的なテニス」をしていました。
ぼくがテニスをしていた時は、彼こそが最高の手本でした。
同じオーストラリアのテニスプレーヤーにロッド・レーバーなんていました。
知ってます?
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ところが、彼の終焉は突然訪れます。
引導を渡したのはジミー・コナーズというアメリカの暴れん坊でした。
コナーズは要するにパワーテニス。
フォームの美しさなんてカケラもありませんでした。
ローズウォールとコナーズの試合を観て、ぼくはショックを受けました。
全く歯が立たなかったのです。
技術的にも、人格的にも、教科書的な美しいテニスをするローズウォールが実に惨めな負け方をしたのです。
惨めも惨め、それは実にみっともない負け方だったのです。
まるで相手がルール違反の打ち方だと言わんばかりに、コート上でいじけた態度を示したのです。
ショックを受けたのは技術の差ではなく、紳士的だったはずの彼の態度のほうなのです。
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もちろん、ナダルはそんなみっともない態度は取りませんでした。
実に良い負けっぷりでした。
たぶん観客の殆どは、彼の味方だったと思います。
でも、彼の築いた一時代が終わったことは、彼自身が一番理解していたでしょう。
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勝負の世界は実に残酷なものです。