・・・・・・っということで、イスタンブールからアブダビまで約4時間のフライト。
長時間のバス移動を経験した者にとって、なんてことありません。
だけれども耐えがたいのが隣の乗客。
やたら体格のいい若者で、とてもエコノミー席に納まるサイズではない。
太い手足がぼくのテリトリーを当然のごとく侵略してくる。
しばらく踏ん張って抵抗したが、全くお構いなしでグイグイ押し付けてくる。
腕は毛布をかけて、直接の肌の接触は防げるが、足は奴との接触部がそのうち熱を帯びてくる。
とうとう根負けして、足の力を緩める。
するとまた譲らざるを得なくなり、そこを防衛ラインに新たな攻防が始まる。
それの繰り返しとなって、遂に奴の毛むくじゃらの足はぼくの領土のかなりの部分を実効支配することになる。
ぼくの席は通路側だから、逃げる余地はあるのだが、ごっついスッチーが容赦なくぼくの脚を蹴散らしてくれる。
4時間とはいえこんなことで抵抗していたら続かない。
仕方なく、なるべく身体を斜めに細くして耐え切るしかない。
ナンかどこかの国の話しみたいですね。
・・・・・・
隣にどんな人間が座るか、こちらは選択出来ない。
それは神の決定事項だ。
神様、どうか次のアブダビから成田間は、痩せっぽちの紳士か淑女をお遣わしください。
できるなら、空席にしてください。
こういう場合、祈りが届くかは普段の行いがものをいうのだろうが、その点においては全く自信が無いのでございます。(ノ_・。)