日本のマスコミ | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
62カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、新しいNHK会長が持論を述べて、その発言が問題になっているらしい。

日本のマスコミがよく陥るジレンマですね。

・・・っというのは、日本のマスコミのほとんどが「中道」を標榜しているからです。

ちょっと右にずれると右翼、その反対なら左翼に決め付けられてしまうのです。

世界にも中道を目指す報道もあるはずですが大体どちらかに偏っていて、事件が起きるたびに大体どういう意見を持っているか鮮明にするものです。

とくにNHKは国営放送ですから、報道の綱渡りは大変な神経を使っていることは分かります。

だからツマラない。

・・・・・・

日本のTVの場合、芸能人がそのツマラなさを補っているのです。

マスコミが芸能人の発言に頼っているなんて、おかしなことです。

そもそも芸能人は政治が本職じゃない。

だから、突っ込んだ議論になると、すぐ馬脚を現してしまうのです。

ときどき本人も勘違いして、政治家に当選したりする。

橋下某なんかはその良い例でしょう?

・・・・・・

さて、ここで問題が起きる。

日本のマスコミは中道を目指すから、自らの意見を持っていないことになる。

すると、世論の大勢が決するまで様子見をしなきゃならない。

「明日、ママが帰らない」は良い例です。

世論が決して、初めてマスコミは発言するのです。

皮肉なことに、今回は「表現の自由」が論点だということです。

普段、彼らは表現の自由についての権利を声高に主張していた。

ところが、今回は沈黙を守っているのです。

オカシいじゃないですか。

マスコミの醍醐味は世論をリードすることです。

政府がおかしなことをしないよう、問題提起をするのがマスコミの役目のはずです。

日テレが毅然たる態度を示して、自ら正しいと信じる番組を最後まで放送することです。

他のマスコミも、そういう日テレを擁護するべきでしょう?

本来は、そういうTV局に対して、スポンサーが付くのでしょう?

・・・・・・

NHK会長の発言も、「明日ママ事件」も根本は同じ問題なのです。