・・・・・・っということで、ドイツ人は親切である。
駅で困った素振り(それほど困っていない時もあるのだが)をしていると、すぐ声をかけてくれる。
今までもそういう親切な人には沢山会ってきたけれど、あちらから声をかけてくれる率は圧倒的にドイツが多い。
これまで訪問した国の中で、人間的に一番落ち着いた感じがする。
余裕があるというのかな?
まあ、経済力で一番勝っている国という先入観の影響かもしれないが。
人間ばかりでなく、景色にも余裕を感じる。
変な言い方だろうが、自然のまま荒れるに任せた箇所がなく、どこも管理されているように見えるのである。
やっぱり几帳面なのだろう。
それは30年ほど前にドイツを訪れたときに受けた印象と同じなのである。
あれから途中、東西ドイツの統一という大変化が起こった。
四半世紀近くも経っているので、東だろうが、西だろうがもう全く関係ないように見える。
尤も、外からは見えない東西格差がまだくすぶっているのかも知れないけれど。
決して長いとはいえない期間にこれほどの困難な問題を解決していったドイツという国に対しては、やはり一目を置かざるを得ないだろう。
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今はもうこんな言われ方はしないが、戦後これほど驚異的な復興を遂げた国はドイツと日本以外ないとよく言われたものだ。
それを聞くと、たいていの日本人は気を良くしたものだ。
だけれども、日本だって東西に分断されていた可能性だって大いにあった。
同じ敗戦国とはいえ、その戦後辿ってきた道はずいぶん違うものがある。
その違いはなんだろうか?
戦争は勝つときもあれば、負けるときもある。
勝つほうが正義だとは限らない。
今回は負けたけれど、次は勝つかもしれない。
そういうヨーロッパ世界でドイツは揉まれてきた。
戦争で得た教訓をどう生かすか。
ドイツはそれに正面から理性的に取り組んできた。
日本は、どうもその形跡が見られない。
二度と同じ間違いをしないといっても、過去を見つめるか、見つめないかでは大いに異なってくる。
中国や韓国から、いまだにその点でチャチャを入れられて頭にくるのは、痛いところを突かれているからなのである。
やはり、日本は負けた経験が圧倒的に少ないからだろう。
上手な負け方を知らなかったのだ。
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ドイツは強い。
戦争しても強いだろうが、余程のことがない限りもうやらないだろう。
経済でも強い。
政治でも強い。
外交でも強い。
そして、個人も強いのだろう。
歴史による鍛えられ方が半端じゃないからだ。
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尤も、観光で訪問して楽しい国かどうか話は別だ。
管理されすぎた観光地は、あまり魅力がないといえる。
多少いい加減なところ、ズッコケたところがあるのが面白いのだ。