アウシュヴィッツ訪問 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、アウシュヴィッツから帰る列車の中です。

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クラクフの駅から2時間弱、オンボロ列車にガタゴト揺られてオシフィエンチムという駅で降りて、バスで5分くらい。

ミュージアムという停留所で降りますが、バスの運転手にアウシュヴィッツ??と聞けばちゃんと教えてくれます。

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本当は今朝、トイレに行く前までは行くつもりはなかったのです。

なぜかトイレ入っている間に気が変わって、出たときはもう支度をしていました。

これは運命なのでしょう。

大げさかな?

ホテルを出ようとしたら、アウシュヴィッツに行く客か?とツアーコンダクターのお姉さんに聞かれ、そうだが自分で行くところだと答えた。

駅に着くと、デブッチョのおっさんが近づいてきて日本人か?と聞かれた。

自分の車でアウシュヴィッツに行かないかと下手な日本語で誘われた。

日本語のガイドが付くという。

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アウシュヴィッツに着くと沢山の観光バスがずらっと並んでいた。

どうやら、アウシュヴィッツは一大観光地のようだ。

閑散期のはずなのに、入場待合室は大勢の人でごった返している。

ガイドブックにはタダのようなことが書いてあったが、40ズウォティ(ポーランドの通貨ね)約1,200円取られた。

単独行動は許されず、必ずガイドの付いたツアーに参加しなければならないとのこと。

何語がいいかと聞くので、日本語と答えたが、日本語のツアーはないとのこと。

んじゃ、英語ね。

受信機とイヤフォンを受け取る。

しばらく待っていると、ハイ英語の人ぉ~っと言われ適当にグループが形成される。

日本人の若者も3人くらいいたが、みるからに態度が悪かったので、話しかけず知らんぷりをしていた。

ハイこのグループは周波数ゼロね、といわれてチャンネルをゼロに合わせるとガイドの声が聞こえる。

実に分かりやすい英語を話す男性ガイドだった。

毎日毎日同じことを繰り返しているのだろうが、とても誠実なガイドに当たってラッキーだった。

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巨大な収容所をイメージしていたのだが、想像より小ぶりだった。

もっとも、ここから2km離れた場所にビルケナウというもっと巨大な収容所があるのだが。

入り口のゲートに掲げられた、あの有名な【ARBEIT MACHT FREI】の文字も想像していたよりずっと小さかった。

ビルケナウと合わせて、150万人がこの地で命を奪われた。

150万人の人間。

処刑というより、屠殺と表現したほうが相応しい大量殺戮。

いかにもドイツ人らしい几帳面さで、試行錯誤を繰り返しながら、最も効率的な処分方法を編み出していった過程が分かる。

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ここから先は、写真を見ていただくほうがよく伝わるだろう。

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ものすごく構えていたので、あまりショックは受けなかった。

たぶん単独で見学していたら、精神状態がどうにかなったかも知れない。

こういうときだけは、ツアーがいい。

ただ、子供の服が展示されていたケースを見たときは、ヤバかった。

危うくしゃがみこんでしまうところだった。

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果たしてアウシュヴィッツを訪れて良かったものか、来ないほうが良かったのか、まだ気持ちの整理がついていない。

観光客で溢れていたから、ショックを受けずに助かったともいえる。

後からジワジワ来るのか。

ケロッとして、訪れた自慢話をするのか。

途中晴れていたのに、また雨が降り出した。

もう一日、滞在を延ばそう。

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それよりも塩だっ!!

清めの塩を振りかけなくっちゃ。


↓オシフィエンチム駅です。


アウシュヴィッツというのはドイツの呼び名。


頭の中の秘密基地


観光バスがたくさん停まっています。↓


頭の中の秘密基地

ガイドごと、言語ごとにグループが分かれます。


頭の中の秘密基地


↓ぼくのグループの担当ガイド。


敷地の配置図を説明しています。


頭の中の秘密基地

ゲートの上にはあの有名なスローガンが。↓


頭の中の秘密基地


頭の中の秘密基地


入った内側から。↓


頭の中の秘密基地

頭の中の秘密基地


頭の中の秘密基地

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なんか表情がこわばっています。↓

頭の中の秘密基地


↓何だと思います。


ぼくはすぐにピンときました。


灰です。(ーー;)

頭の中の秘密基地


↓アンネ・フランクもこんな風景を眺めていたのかな?

頭の中の秘密基地


150万人ですからね。各地からユダヤ人、ハンガリー人、ポーランド人、ロマ人、ロシア人・・・が集められました。↓


頭の中の秘密基地

死者の数。↓


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↓入所する際の登録名簿。


この辺が、ドイツ人の几帳面さを現しています。


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↓貨車にギューギュー詰めになって何日も移動して、その間に死んだ人も多数。


でも、そのほうが幸せだったかもね。


頭の中の秘密基地

何しろ写真が少ない。


そりゃそうでしょうね。証拠を残したくない。


↓数少ない写真ですが、女性と子供たち。


向かう先はガス室です。


頭の中の秘密基地


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列車で到着すると男女に別れさせられます。↓

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↓中央の矢印の将校がドクター。

彼が使えそうなヤツと使えそうもないヤツを即座に決めます。

もちろん、後者は即処分されます。

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↓左の列車は空。

右の列車には順番が来るまで、中で待たされます。

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↓これはきわめて珍しい写真。

女性が衣服を脱がされ、ガス室に追い立てられています。

ユダヤ人の一人が撮影し、このフィルムは密かに外部に持ち出されました。

そこで初めて、ここで何が行われたか、知らされたのです。

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↓最初のころは、こういう風に「野焼き」されました。

この写真を撮ったユダヤ人はもちろん殺されています。

頭の中の秘密基地

↓アウシュヴィッツ右下の矢印。

それよりずっと規模の大きいビルケナウ収容所。左矢印。

頭の中の秘密基地

使用済みの毒ガス缶。

頭の中の秘密基地

頭の中の秘密基地

頭の中の秘密基地

↓左から入った囚人たちは、衣服を脱がされ、

頭の中の秘密基地

↓右のガス室にベルトコンベア式に送られます。

地下に収納された死体は、その後焼却場に送られます。

この間の作業はすべて選ばれた囚人の手によって行われます。

もちろん彼らも目撃者ですから、後で処分されます。

頭の中の秘密基地

↓これは何だと思います?

眼鏡です。

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↓これは義足。

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↓これは食器。

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↓これはカバン。

後で自分のものと分かるように、名前と手がかりを書いてあるのが悲しい。

頭の中の秘密基地

↓これにはマイッタ。

いまでも、ぐっとこみ上げてくるものがある。

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子供たちの衣服です。
頭の中の秘密基地

↓これは靴ですが、みんな子供靴です。(T_T)

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↓大人の靴はこちら。

両側いっぱいにあります。

頭の中の秘密基地

これ以外にショッキングな部屋があって、そこは写真を撮らないでといわれました。

何があると思います?

髪の毛です。

女性の髪の毛が部屋の一方のケースに一杯。

分析したら、毒性の成分が検出されたそうです。

死後、刈り取られたのでしょう。

それらは、毛布や、フェルトに加工されました。

↓これは新しい暖炉ですので、当時のものじゃないと思います。

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↓女性の写真。

頭の中の秘密基地

↓男性の写真。

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↓彼には後ほど登場してもらいます。

入所日と死亡日が書かれています。

頭の中の秘密基地

↓雑魚寝状態。これでもまだマシ。

頭の中の秘密基地

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↓仕舞いには、こういうレンガで造った棚に、ギューギュー詰めにされていました。

敷いて在るのは藁です。

頭の中の秘密基地

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↓尋問室。

この後、お決まりの拷問が待ち構えています。

頭の中の秘密基地

↓これは分かりますよね。

この壁の前に立たされて、多くの人たちが銃殺されました。

頭の中の秘密基地
頭の中の秘密基地

↓彼らが最後に見た空です。

頭の中の秘密基地

↓不自然に杭が立っています。上部にはフックが。

何のためか分かりますよね。

でも、ぼくにはあまりにも不自然に感じた。

頭の中の秘密基地

↓拷問室の先の絞首刑台。これも不自然。

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↓中央広場に、これもなにか不自然なものが立っていると思ったけれど、やはりここで何人も吊るされたとのこと。

でも、ちょっと不自然。

頭の中の秘密基地

↓焼却場の隣にある絞首刑台。これも不自然。

頭の中の秘密基地

逃げ出さないために、周囲は鉄条網が二重に張られ、監視塔があります。

頭の中の秘密基地

頭の中の秘密基地

頭の中の秘密基地

頭の中の秘密基地

↓これは電気を流していたのかな?

頭の中の秘密基地

↓もう見学者たちもウンザリといった表情。

みんな脱力感に襲われています。

頭の中の秘密基地

そして、最後はガス室と焼却場。

頭の中の秘密基地

↓元々はポーランド軍の弾薬庫だったそうです。

頭の中の秘密基地

↓ここです。

この部屋に押し込められ、毒ガスを注入されました。

頭の中の秘密基地

ガイドも、この部屋だけは何も説明しませんでした。
↓その隣は、焼却場。

頭の中の秘密基地

↓流れ作業です。

頭の中の秘密基地

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↓監視塔。

ここを生きて脱走したのはたったの180人だそうです。
頭の中の秘密基地

その他は、脱走しても捕らえられ、連れ戻され、過酷な運命が彼らを待ち構えていました。

このあと、無料バスでビルケナウ二移動して、都合4時間のツアーは終了しますが、ぼくはここで脱走して駅に戻りました。

・・・・・・以上、アウシュヴィッツに訪れた気分になっていただけたでしょうか?