ダークファンタジーというのだろうか。
質の高いCGがふんだんに使われていて、相当制作費がかかったんじゃないだろうか。
監督の病的な拘りを随所で感じる。
奇しくも子供が主役で、しかも結末が同じ映画を二本続けて観てしまった。
スペイン内戦の不幸な時代を生きた少女が、架空の世界に逃避する物語だが、架空なのか、現実なのか、その辺はあいまいにしたままである。
美しいグロテスクな映像によって生理的な反応をさせられてしまう、そんな映画だ。
後味の悪い作品であり、積極的にオススメできないが、残酷で不思議な映画を観たいという人ならどーぞ。
