面白うて、やがて悲しき仕分け人 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、仕分け人問題。


何が問題じゃ?っということはさて置き、


仕分け人のやったことは、「何が無駄で、何が無駄でないか」


・・・その線引き。


役人達が、「オメーラのやっていることは無駄じゃネーか?」


・・・っと、とっちめられているのは、見てて面白いし、


「手加減せずに、もっとやれぃ!」っと、応援したくなる。


・・・・・・


でも、怖いのが無駄だという判断基準。


そう、そこんところが怖い。


無駄だと言い始めたら、無駄じゃないものはどんどん減っていくんじゃないだろうか?


無駄じゃないと証明するのは、難しい。


だって、そもそも有用だという合意の下で始めたんじゃないか?どの事業も。


最初から悪意はない。(あるかも?)


善意で始めたことじゃない?


・・・・・・


もう少し、有用か無駄かの話しを突き詰めていけば、


「アンタ無駄じゃない?」っという質問にぶち当たる。


まあ、仕事で例えれば、


「アンタ、給料に見合った仕事しているの?」


「あんたがいてもいなくても、困らないもんね~」


なんて言われたら、皆さんどう証明します?


ぼくなんか、気が弱いから、


「そうねぇ、あんまり役立ってないかも」


・・・なぁ~んて思って、落ち込んじゃうでしょ。


・・・・・・


もっと話を進めて、


新入社員を採用するとき、


その人物が会社にとって無駄か無駄じゃないか分からない。


これこそ、だれも証明できない。


・・・・・・


仕分けが人間に及んだらどうなるだろうということ。


極論を言えば、「アンタは無駄なんだよ」と仕分けされるかも知れない。


要するに、生まれてきたこと自体が無駄だといわれるのだ。


「イイヤ、オレの人生は意味があるんだ!!」


・・・っと、叫んでも、証明できます?


証明なんか、出来ない。


だったら、全ての人の人生は無駄だということになる。


でも、みんな必死で生きていますよね?


無駄だなんて考える暇もなく。


・・・・・・


ってな問題を仕分けは含んでいるから、問題なのです。