みなさん、こんにちは。今回もメディチ ドラマについて書きます。

 

というのも、過去記事 TVドラマ 「メディチ」概要 SerieTV I Medici

 

フィレンツェのメディチ家をドラマ化したフィクション 「メディチ」がRaiPLAYというネットサービスで無料でオンデマンド形式で好きなだけ見れた時期があって、そのことを記事に書いたのですが、しばらくしてからサービスが終了残念なことにライプレイではもう見れなくなってしまいました。

 

今現在、コロナウィルスの感染を防ぐために、という名目でイタリアでは住民の移動を激しく制限している為、「生命を維持するのに必要な行動以外は家を出てはいけない」という、ほぼ軟禁状態でいるので、段々ストレスがたまってきていて、少し気分転換にメディチ家のドラマをみたいなあ、と思っていたら、なんと、アマゾンプライム会員が見れる「(イタリアの)プライムビデオ」というネット配信サービスでメディチ ドラマが見れることを発見しました!

 

とにかく私自身、今またメディチ家のドラマをしばらく見れるかと思うと嬉しかったです。

 

で、今コロナ騒ぎで家にいる時間も多くなり、外にも出かけてはいけない空気の中退屈な時間も多いかと思いますので、イタリア在住の日本人の方でイタリアのアマゾンプライム会員の方は、是非この機会にドラマ メディチをお楽しみくださいね。(^^)/(2020年4月現在の話です。期限があるかもしれませんので見たい方は今のうちに見ておくことをお勧めします。)

 

またイタリアのプライムビデオではイタリア国内限定のサービスだと思われます。日本国内ですとHulu、英国だとNetflixで視聴可能です。

 

 

 

さて、ここでいくつか お気に入りのシーンや人物をご紹介します。

 

<メディチシーズン1 マスター・オブ・フローレンス>

 

コジモの前から姿を消すビアンカ 

 

コジモとの仲を引き裂こうと、コジモの親から送られた人間から脅迫・暴行を受け、彼女の手元に握られた何枚かの金貨と共に、コジモの前から姿を消します。

コジモへの感情をおさえながら、こうなることを予測していたかのような冷めた目からはあきらめや、無念さが伝わってくるシーンで、また、ミリアム・レオーネ(Miriam Leone) という女優さんもとても綺麗でした。

 

 

建設中の巨大なフィレンツェのクーポラ

 

ドラマの中ではクーポラのない、のちに建設途中のフィレンツェのドゥオーモが見れます。

クーポラのないドゥオーモを初めて見た時はCGとはいえ、とても印象的、必見です。

 

常にディチ家を目の敵にするアルビツィ家のリナルド

 

由緒ある家系のリナルド・デッリ・アルビツィ Rinaldo degli Albizzi (Lex Shrapnel)は新興有力勢力のメディチ家への侮蔑を表し、度々妨害を企み、コジモを牢屋に入れたりと嫌な奴ですが、敵役ながらなかなかの好演でした。

コジモ、ロレンツォ兄弟とリナルドの青年時代にチームで古代サッカーをするシーンがありましたが、俳優さんらの爽やかな演技と舞台背景共にとても興味深かったです。

500年の歴史を誇るフィレンツェの古代サッカー(カルチョ・ストーリコ-Calcio storico fiorentino)についてはこちらで過去記事に紹介してありますので、宜しければご覧ください。

 

政庁に勇ましく馬で乗り込む妻コンテッシーナ

 

パラッツォ・プリオーリ(現 パラッツォ・ベッキオ)の上層の塔にある小さな牢屋にとらえられたコジモの死刑回避とスフォルツァからのフィレンツェ包囲の危機を訴えるべく、政庁に馬で乗り込むコンテッシーナ・デ・バルディ Contessina de' Bardi (Annabel Scholey)。

貴族出身のコンテッシーナはフィクションの中で美しく気も強く、行動力の高い情熱的な女性です。

 

女ながらも勇気ある行動でフィレンツェとコジモを守ったにもかかわらず、死を覚悟していたという夫のコジモからは追放処分になったことについて激怒され、感謝されるどころか冷たくあしらわれ、そのままコジモはコンテッシーナにメディチ銀行の後を頼んだ後、わだかまりも解けぬままヴェネツィアへ旅立ってしまいます。コジモの追放処分が解けてフィレンツェへ帰ってきた後、しばらくしてから二人の仲も元に戻るのですが、その間も彼女の芯の強さ、夫やメディチ家の嫁としての献身的な姿勢が健気でした。演じた英国人女優の方は本当に適役だったと思います。

 

ちなみに、コンテッシーナの夫である主役のコジモはどちらかというと何を考えてるのかわからないような裏表のあるタイプとして描かれていたので、もちろん役柄でしょうが、いつも「暗い仏頂面」なんですよね。そういう部分はわざとドラマとして演出されていて、恐らく制作した側にとってはそれが大衆に伝えたい要素なんだとはわかるのですが、メディチ家を尊敬する者にとってはそこが少し残念に思います。(´・ω・`)

 

 

いかがでしたか?

 

みなさんにメディチ家のドラマに興味を持っていただけたら、幸いです。

 

それではまた

 

フィレンツェの天翔船より

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メディチ家のドラマを見てるとこういう服が買いたくなりますね!!