肝臓と手術について3 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

さて、さて。

 

 

ついにドキドキの肝臓外来当日。

 

 

現在、コロナ対策のため、子供の付き添いには一人の大人しか院内に入れません。

 

 

ダンナに「あなたが行ってくれるんでしょう?」と言ったんですが…

 

「いや、シェコが行ったほうがいい。そのほうが絶対に話が穏便にすすむ。

外科が手術なんて言い出したら、きっと僕は怒りが込み上げてくる。

医者と言い争うのは得策ではない。

だから、シェコが行って。

手術うんぬんを言われたら、“私一人では決められないし、イタリア語に自信がないので、夫も一緒に説明を聞ける場を作って欲しい”と言ってくれ。

がんばって、シェコ!」

 

と。

 

 





えっ。

 

 

嫌なんだけど…。

 

 




 

ま、確かに、その場を濁して穏便に出てこられるのは、きっと外国人の私のほうだろうけどさ…💧

 

 

 

 

 

 

で。

 

 

 

 

 

結局、


私が


行くことに。

 

 

 

 

 

 

受付をし、待合室で待っていると、予約時間を5分ほど過ぎたころに診察室に呼ばれました。

 

 

ドキドキして入ると…

 

 

診察室にはドクターが4人。

 

 

 

 

 

1人は年配の入院中に肝臓の数値の説明に来てくれた肝臓専門のドクターだとすぐに分かりました。

 

他の3人は…どう見ても研修医。

若すぎる。

 

 

 

 

 

結局…

 

 

 

その日の外来にいると聞いていた



 

外科の教授も

栄養科のピピウの主治医も

おらず、

本当にただ肝臓科の外来でした。

 

 

 

 



 

そういうオチ!?

 

 

 

 



 

 

で、肝臓のこと。



肝臓専門のドクター曰く、

 

「お母さん、ピピウの数値、だいぶ下がってますね。

正常値よりは少し高めなんですが、

今回の入院以前の検査結果も見たところ、

ピピウは常に数値が少し高めであることが分かりました。

それはこれまで受けてきた高カロリー輸液と、

短腸症候群によるものだと思われます。

よって、現在のピピウにとってはこの少し高めの数値が“通常”であると判断します。


少し高めといっても、心配するほとでもありません。

大切なのは今回のように1000を超えるような数値にならないこと。

1000を超える数値になったとしても、

数値がその後すぐ下がれば、

それはバクテリアやウイルスによる炎症のためで、

肝臓そのものに異常があるわけではありません。

入院中、多くの検査を繰り返し、どのバクテリアかウイルスかを見つけ出そうとしましたが、

結局、分かりませんでした。

しかし、それもよくあることなんです。

星の数ほど存在するバクテリアやウイルスを特定できないのは珍しくありません。

大切なのは数値が下がること。

 

よって、ピピウの肝臓に問題があるわけではありません。

ですから、この科の定期外来に来る必要もありませんよ。

今日で終わりです。

もし、また何か問題があったら来てください。」

 

 

ということでした。

 

肝臓の数値が高めということは、栄養科の主治医もよくおっしゃっていて、少し不安だったんですが、

今回の外来で、肝臓専門のドクターからより詳しく説明を受けることができ、少し安心することができました。

 

 

で。

 

 

「外科とのアポはどうなってます?」

 

と、肝臓専門のドクター。

 

 

 

「実は、今日、この外来に外科の教授がいらっしゃると聞いていたんです。

それで、造影検査の結果を説明してくださると。

そのために、11月の予約が今日になったんです。」

 

と言うと、

 

 

「あ、そうなの?

じゃ、教授をよびましょう。」

 

と電話を取ったドクター。

 

 

 

 

 

「ちょっと待ってください!

ちょっと複雑でして…

ピピウの主治医は栄養科は〇〇ドクター、外科は今まで〇〇ドクターだったんです。

なので…。」

 

 

 

と、“呼ばないでくれ”雰囲気をかもし出すと

 

 

「じゃ、呼ばなくていっか。

僕の方から外科には報告しておきます。」

 

 

と、私の気持ちを汲み取ってくれました。

 

 

 

この肝臓専門のドクター、親切だし、説明は分かりやすいし、大好きです。

 

 

 

 

そうして、外来の間中、ピピウはしゃべりまくり、研修医の先生方がピピウの相手をずっとしてくださり、

検査結果もよかったし、和気あいあいと和やかなムードでビビりまくっていた外来は終了したのでした。

 

 

 

 

 

 

あくまでも私の想像ですが、外科の教授と栄養科のドクターがいなかったのは、その日の外来の前に栄養科のドクターが外科と話してくれたのではないかなと。

 

それで現段階では手術の話は必要ないとそれぞれの科で判断され、手術の話はなかなったのではないかなと。

 

 

 

 

 

 

ただ、今回のハラハラドキドキで分かったのは…

 

おそらく、残念ながら、いつかピピウの腸の拡張部分を手術しなければならない日がやってくるということ。

 

 

これも私とダンナの妄想ですが、

ピピウが救急でレントゲンをとったとき、

この問題となっている腸の拡張を外科はすでに見ていて、

手術の必要性を感じたのではないかなと。

 

 

切らせたくない栄養科のドクターでさえ、造影検査の結果、やはりこの拡張はよくないということでしたから。

 




 

必要ならばしかたありません。

 

でも、また小さな体に管を通され、メスを入れられると考えるだけで、本当に胸が痛みます。

 

だから、本当に必要になるまで待ちたい気持ちが大きいです。

 

 

 

ピピウのために手術してくれていると分かっていても、

私とダンナにとって外科はトラウマなのですよ。

 

ピピウのこれまでの執刀医のドクター、私たち夫婦は大好きで、信頼100%ですが、

やっぱり手術をするっていわれるとすごく怖いですから。

 

緑の服を見たくない。

 

 

 

 

ただ、確かなのは、腕のいい外科医がフィレンツェにいてくれるということ。

それは本当に心強いです。

できるだけ会いたくないとしても。笑

 

 

 

とりあえず、現段階では手術をまのがれたピピウなのでした。

 

 

よかったー!!!

 

 

 



 
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