自己責任?それとも責任はない? | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

風邪をひきました風邪ひき

しんどいです。

それから、咳が出るのと、喉がいたいです。

朝、入っていた授業はキャンセルしてしまったものの、
薬を飲んで、午後の授業には行きました。

十代の女の子の個人レッスンだったんですが、
授業が終わって、また来週と挨拶をしていると、その生徒さんが

「先生、お大事に。早く良くなって下さいね。」

とイタリア語で言ってくれました。

私は

「ありがとう。ごめんなさいね。こんな声で授業しちゃって。」

と言うと

「とんでもない!風邪は先生のせいではないんですから。」

と。





あぁ、イタリア人的考えだなぁ...

と思いました。優しいキラキラ



ま、確かに体調不良って"誰かの責任"って訳ではないんでしょうけど、
私としては体調管理も大切な仕事の一つだと思います。

なので、風邪をひいてしまったのは、私のせいだと思っています。
風邪くらいなら予防策もありますからね。


私が体調が悪いことで、他人に迷惑がかかると思うと、大変申し訳なく思います。



日本人はわりとそう言った考えの人が多いのではないでしょうか。

だから、場合にもよりますが、
体調管理を怠って、風邪をひいて、同僚に迷惑をかけた場合、
日本では病気なんてかわいそうと思われるどころか、
体調管理がなっていないと批判される場合もあるのでは?


イタリアでは病気なのに無理して仕事に行くってあまり聞きません。
自営業なら別ですが、
従業員の場合、ホームドクターに書類を書いてもらえば、病欠ということで1週間くらい休めたりしますからね。

みんなそうだから、批判する人も少ないです。

批判しようものなら、冷たい人間と言われるかも?
例え、責任感が強いだけだとしても。


日本的考えはスパルタ過ぎる気がするし、
イタリア的考えは甘過ぎるような気がするし、
複雑です。