毎日、道を歩いていて、
外国人(イタリア人以外の人たち)とすれ違わない日は、ここフィレンツェではありません。
旅行で来ている外国人もたくさんいますが、
留学で来ている外国人、
仕事で来ている外国人など…
住んでいる外国人がたくさんいます。
私もその一人です。
なので、外国人とすれ違うこと、
お店の中にたくさん外国人がいること、
バスに乗ると隣に座った人が外国人だったなんてことは
日常茶飯事…
いや、普通のことです。
移民問題も抱えているイタリアですが、
外国人の受け入れに関しては日本のそれより、
良くも悪くも寛容です。
フィレンツェの人たちは外国人に慣れきっていますので、
どこからどう見ても外国人の私に、
「あれ?これどうするの?」とか、
「○○はどこか知ってる?」とか、
「これ、どうやって料理するの?」とか…
街中で、お店で、ショッピングセンターで、普通にイタリア語で話し掛けてきます。
きっと、雰囲気で、“イタリア人じゃないけれど、ここに住んでるんだろうな”と分かるんだと思います。
まぁ、腹立つこともありますが、
フィレンツェは比較的、外国人の住みやすい街だと言えるのではないでしょうか。
これは、日本の、特に大都市は見習うべきだと私は思います。
移民を多く受け入れたほうがいいとか、
そういうことではありません。
「どうせ言葉が通じないだろう」と見た目だけで判断して避けたりする日本人てけっこういますよね?
もしかしたら、その外国人は日本生まれ、日本育ちかもしれませんよ?
もしかしたら、その外国人は日本語を勉強していて、日本語が話せるかもしれませんよ?
万が一、相手が日本語が理解できなくても、その時はその時だと思うんです。
ここは日本、日本語以外話せなくて、困ってる外国人を助けられなくても、それはあなたのせいではない。
でも、言葉が通じなくても、人と人ってある程度は理解しあえるものですよ。
肝心なのは、コミュニケーションを取ろうとする姿勢だと思います。お互いにね。
日本人が外国人を避けてしまう理由の一つに、
外国人とコミュニケーションを取る事に慣れていない、
言葉が通じない相手とコミュニケーションを取ることに慣れていない
というのがあると思います。
イタリア人なんて、相手がイタリア語分かっていようがいまいが、
終始イタリア語で貫き通す人がいっぱいいますよ。
でも、それでも、なんとなく分かるものです。
言ってることが分からなくても、親切な人か、そうでない人かというのは不思議と伝わるものです。
だから、無視したり、避けたりする人よりも、
分からなくてもコミュニケーションを取ろうとしてくれる人のほうが
あたたかいと思いませんか?
もちろん、イタリア人にそれができるのは、イタリア人の本来の性格というのもあるとは思いますが、慣れというのも大きな一因だと思います。
日本人で「私は英語が話せないから、外国人と話すなんてとんでもない!」と思っている人は
多いかと思いますが…
英語の話せない外国人は意外とたくさんいますよ。
世界共通語は英語でも、外国人みんなの母国語が英語ってわけではありませんからね。
だから、日本で困っている外国人がいて、助けてあげたいけど言葉が…と思ったときは、
私は日本語で話し掛ければいいと思うんです。
多くのイタリア人はそうしますね。
どうしても分からない、分かってもらえないなら、それはそれでしょうがない。
チャレンジしたということが大切ではないでしょうか。相手にもそれは伝わるはずです。
東京オリンピックまでには、
日本人も困っている外国人を見かけたら、視線をそらすのではなく、
日本語ででも「どうしたんですか?」と声をかけられるくらいの
“慣れ” “度胸”が欲しいものですね。
さてさて、
フィレンツェの日本人のお友達があるサイトを立ち上げました。
こちらのサイトの主な狙いは、
イタリア人観光客が、日本のお家にステイしながら
日本を観光するということです。
ホテルに滞在する普通の日本観光では分からないような
本当の日本人の暮らし、
日本の文化を知ってもらうにはとてもいい機会だと思います。
また、日本人にとっても、外国人と異文化交流できるいい機会ではないでしょうか?
お友達からこの話を聞いたとき、とてもいいアイディアだと私は思いました。
日本のステイ先も募集してらっしゃるので、
興味のあるかたはこちら↓
http://www.mystayinjapan.com/host-family-in-japan.html
外国人が東京を、日本を歩いてても、それがなんでもない、フツーのことだという意識が
日本人に根付く日が近いことを祈ります。
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