日曜日に買った大きなパン。
結局、食べきる前に硬くなってきました
けっこう余っている。
しかも、硬くなってきてるから食べたくない。
でも、捨てるのはやっぱりもったいない。
と、言うことで、リボッリータを作ることにしました。
リボッリータとは、いろんな種類の野菜や、豆が入ったスープに
硬くなったパンを入れて、何度も煮込む料理です。
そもそも、余り物で作れる“まかない”料理だったとか。
今では冬のフィレンツェ名物で、レストランでもメニューにあります。
さて、リボッリータを作るとなると、欠かせないのが
カーボロネーロという野菜。
日本語に訳すと黒キャベツ。
日本にはあるんでしょうか?
このカーボロネーロ、寒い時期しかお店に並ばず、
しかも、旬の時期でもスーパーに行けばいつでも買えるというものでもありません。
カーボロネーロが欲しいなら、スーパーより市場に行った方が確実かと私は思います。
このカーボロネーロ、イタリアでも特に中部イタリアでよく消費される野菜らしく、
全国的にメジャーな野菜ではないようです。
「あー。めんどくさい…。」
と思いつつ、カーボロネーロを求めて家から近い市場へ行ってきました。
ある!ある!カーボロネーロ!
でも、1、2年ぶりにリボッリータを作る私は、他にどんな野菜が必要だったか
あまり覚えておらず…
市場のおばちゃんに
「リボッリータを作ろうと思うんですけど、それに必要な野菜ください。」
と、ものすごく大雑把に言ってみる。笑
すると、おばちゃん、
「じゃ、もちろんカーボロネーロね。これでいい?」
と、きれいなカーボロネーロを見せてくれました。
OK♪ OK♪
お 「ニンジンは家にある?」
私 「あります。」
お 「セロリ、たまねぎは?」
私 「あります、あります。」
お 「キャベツは?」
私 「あります。」
お 「じゃ、他に野菜は必要ないわね。豆は?」
私 「豆はないですね~。」
お 「乾燥した豆と生の豆があるけど、どっちがいい?
あ、でも、生の豆のほうは高いわよ。乾燥のにしとく?」
私 「乾燥した豆って…水に漬けておかないとダメですか?」
お 「そうね、2時間くらいは漬けておいたほうがいいわね。」
私 「生の豆は?」
お 「これはそのまま鍋に入れればいいわよ。」
私 「じゃ、生のください。」
お 「はいよ。ま、確かに、生の豆のほうが美味しいしね。」
袋にカーボロネーロと豆を入れてもらって会計して家に帰ろうと歩いていたところ、
私の持っている袋からはみ出しているカーボロネーロを通りすがりのおばあさんが見て、
「ま~、りっぱなカーボロネーロ。私も買って行こうかしら。」と。
自分の買った物をほめられるのってなんだか嬉しいですよね。笑
買ったカーボロネーロと豆はこちら↓
高かった豆↓
100グラム2ユーロ(260円くらい?)でした。
ぼったくられてはいないはず。ちゃんとそう値段が書いてあったので。
250グラム購入。
でも、やっぱり、生の豆は味がちがいますね~。
缶詰(水煮)や乾燥のものとは食感も味も違う。
まずお野菜たちと豆をテラコッタの巨大鍋でコトコトコトコト。
お豆も柔らかくなってきたら、そこに硬くなったパンを投入、そしてコトコトコトコト数時間。
仕事に行かないといけないので、一旦火を止め家を出る。
家に帰ってきたダンナ、また火を点けコトコトコトコト。
そして、晩御飯として食べる直前にあたためるためにまた火を点ける。
何度も、何度も煮るのです。
今年初のリボッリータ。↓
うん。美味しかった。
大量にできたので、翌日のお昼もこのリボッリータ。
翌日のほうが味が落ち着いてて美味しいです。
そして、ダンナの両親にもおすそ分けしてきました。
美味しいんですけどね…
やっぱり時間がかかるのが難点!
でも、寒くなれば寒くなるほど、食べたくなる一品です。
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