フィレンツェ名物を家で作る | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

日曜日に買った大きなパン。



結局、食べきる前に硬くなってきました汗





けっこう余っている。


しかも、硬くなってきてるから食べたくない。



でも、捨てるのはやっぱりもったいない。



と、言うことで、リボッリータを作ることにしました。




リボッリータとは、いろんな種類の野菜や、豆が入ったスープに

硬くなったパンを入れて、何度も煮込む料理です。


そもそも、余り物で作れる“まかない”料理だったとか。


今では冬のフィレンツェ名物で、レストランでもメニューにあります。







さて、リボッリータを作るとなると、欠かせないのが

カーボロネーロという野菜。


日本語に訳すと黒キャベツ


日本にはあるんでしょうか?



このカーボロネーロ、寒い時期しかお店に並ばず、

しかも、旬の時期でもスーパーに行けばいつでも買えるというものでもありません。


カーボロネーロが欲しいなら、スーパーより市場に行った方が確実かと私は思います。


このカーボロネーロ、イタリアでも特に中部イタリアでよく消費される野菜らしく、

全国的にメジャーな野菜ではないようです。





「あー。めんどくさい…。」


と思いつつ、カーボロネーロを求めて家から近い市場へ行ってきました。


ある!ある!カーボロネーロ!



でも、1、2年ぶりにリボッリータを作る私は、他にどんな野菜が必要だったか

あまり覚えておらず…


市場のおばちゃんに

「リボッリータを作ろうと思うんですけど、それに必要な野菜ください。」

と、ものすごく大雑把に言ってみる。笑



すると、おばちゃん、

「じゃ、もちろんカーボロネーロね。これでいい?」

と、きれいなカーボロネーロを見せてくれました。


OK♪ OK♪




お 「ニンジンは家にある?」


私 「あります。」


お 「セロリ、たまねぎは?」


私 「あります、あります。」


お 「キャベツは?」


私 「あります。」


お 「じゃ、他に野菜は必要ないわね。豆は?」


私 「豆はないですね~。」


お 「乾燥した豆と生の豆があるけど、どっちがいい?

   あ、でも、生の豆のほうは高いわよ。乾燥のにしとく?」


私 「乾燥した豆って…水に漬けておかないとダメですか?」


お 「そうね、2時間くらいは漬けておいたほうがいいわね。」


私 「生の豆は?」


お 「これはそのまま鍋に入れればいいわよ。」


私 「じゃ、生のください。」


お 「はいよ。ま、確かに、生の豆のほうが美味しいしね。」




袋にカーボロネーロと豆を入れてもらって会計して家に帰ろうと歩いていたところ、

私の持っている袋からはみ出しているカーボロネーロを通りすがりのおばあさんが見て、

「ま~、りっぱなカーボロネーロ。私も買って行こうかしら。」と。


自分の買った物をほめられるのってなんだか嬉しいですよね。笑







買ったカーボロネーロと豆はこちら↓



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高かった豆↓



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100グラム2ユーロ(260円くらい?)でした。

ぼったくられてはいないはず。ちゃんとそう値段が書いてあったので。


250グラム購入。


でも、やっぱり、生の豆は味がちがいますね~。

缶詰(水煮)や乾燥のものとは食感も味も違う。






まずお野菜たちと豆をテラコッタの巨大鍋でコトコトコトコト。


お豆も柔らかくなってきたら、そこに硬くなったパンを投入、そしてコトコトコトコト数時間。



仕事に行かないといけないので、一旦火を止め家を出る。


家に帰ってきたダンナ、また火を点けコトコトコトコト。



そして、晩御飯として食べる直前にあたためるためにまた火を点ける。



何度も、何度も煮るのです。





今年初のリボッリータ。↓


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うん。美味しかった。




大量にできたので、翌日のお昼もこのリボッリータ。


翌日のほうが味が落ち着いてて美味しいです。


そして、ダンナの両親にもおすそ分けしてきました。







美味しいんですけどね…


やっぱり時間がかかるのが難点!




でも、寒くなれば寒くなるほど、食べたくなる一品です。





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