ブログネタ:「質問ある人!」って言われて質問できる?
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できます。できます。質問できます。
質問することを「恥ずかしい」と思ったことは一度もないです。
人前で話すことも恥ずかしいと思ったこともないし、
「質問ある人。」と聞かれて質問するということは、それだけその人の話を熱心に聴いてたってことで、むしろいいことだと思ってたんですが…。
そんな私はズレているのかな?
小、中、高の学級会でも、
大学のゼミでも、
挙手をして自分の意見を言うこと、質問することに、全く抵抗がありませんでしたね。
大学のゼミなんかでは、「みんな誰が最初に挙手するか様子見てるな~。」という雰囲気がよく感じられましたが…。一番に挙手することにも抵抗は全くありませんでした。
ブログネタの発案者の方は「的外れな質問をしてしまったら…」という不安があるというようなことを書いていらっしゃいました。
もちろん、的外れな質問にならないように質問する前によく考えるべきだと思います。
でも、たとえ、的外れな質問をしてしまったとしても、そのセミナーなり、授業なりに関する質問であるのならば、それほど大きな問題ではないと思うんです。
的外れな質問から新発見が生まれることだってあるでしょう。
すでに説明されたことでも、「すみません、○○は○○という説明でしたが、よく理解できなかったので、もう一度説明していただけませんか?」と言えば失礼にならないと思います。
もしかしたら質問者以外にも理解できなかった人がいるかもしれません。
ダメな質問と言うのは、人の話を聞いてなかったくせに質問することだと思うんです。
質問によっては、「あ、この人、全然話を聴いてなかったんだな。」とすぐバレるものです。
そういった質問というのは大概本当に的外れな質問ですし、
全く同じことを再度説明させるような質問ですよね。
それは相手に失礼だと思います。
さて、イタリアの場合ですが…
まぁ、恥ずかしがりやのイタリア人もいるので、一概には言えませんが…
人前で質問する、意見を言うということに抵抗がある人は、日本人に比べ、とても少ないと思います。
私の授業でも…
グループレッスンで。
理解できなければ、すぐ、その場で質問されます。
「質問はありますか?」と私から聞く必要ほぼなしです。
他の生徒さんたちみんな理解できていて、一人だけ理解できていないという状況だったとしたら…
日本人の場合、「他の生徒さんたちの迷惑になるし…。私一人だけ分かってないなんて恥ずかしいし…。」となると思うのですが…。
イタリア人、全く気にしません!笑
堂々と質問してきます!
なので、私ももう一度、他の例文なんかを使って、できるだけ分かりやすく説明しますし、
すでに理解できている生徒さんが、ネイティブのイタリア語でがんばって説明してくれたりもします。笑
私はそういった質問を鬱陶しくは思いません。(限度がありますけどね。)
分からないものを、分かるまで教えるのが私の仕事ですから。
授業を妨害したりする質問でないかぎりはできるだけ丁寧に説明したいと思っています。
このように、イタリア人が人前でなんの抵抗もなく質問したり、意見を言えるのは、
イタリアの学校システムが大きく影響しているのかな?と思ったりもします。
イタリアの学校では、筆記試験、実技試験のほかに、口答試験というのがあるそうです。
どの分野の勉強にも。
なので、イタリア人は小さいころから、
一つのテーマについて、誰か(大人、専門家)と話すということに慣れているように思います。
また、あるテーマについて、自分の意見を言葉にして言うということにも慣れています。
これはすばらしいことだと思います
イタリアで語学学校に通ってたころ、
先生が「日本人の生徒は、分かったか、分からないか、はっきり言わないから難しい。」というようなことを言っていました。
ま、確かに日本人の性格というのも原因の一つにあると思います。
でもね…私、日本で質問するの全く抵抗なかったけど、
どこが分からないかも分からない状態で、イタリア語で質問する勇気はさすがの私にもなかったわよ。
イタリアでのイタリア語の授業は全部イタリア語で行われます。
直接教授法というやり方です。ちなみに私はイタリア語で日本語を教える間接教授法で教えています。
学習し始めたばかりの初級学習者にはときどき難しい場合も…。
たとえば…
私はイタリアに来たばかりの時、とにかく語彙が乏しくて、先生の話す単語がほとんど分からないことがありました。
電子辞書で調べたりしてたんですけどね…ある日、先生が、
「シェコ、辞書で調べてないで、分からない言葉があったら私に聞きなさい!」と言ってくれました。
なので、私は「○○という言葉が分かりません。」と言うと…先生は他のもっと易しいイタリア語単語を並べて説明してくれるわけです。
が!
その易しいイタリア語単語も分からない!
お手上げでした…。
最終的に辞書を引きました…。
他の外国人の生徒たちはみんな分かってたみたいだけどね~。
なので、この記事の最初に書いた答え、チョットだけ訂正。
私の場合、「質問ある人」と聞かれて質問できるのは、
日本語かイタリア語で質問できるときに限ります!