9月もそろそろ半ばですね。
やっと…
やっと…
生徒がバカンスから帰ってくる時期になりました。
で、あるグループレッスンが今週から再開しました。
このクラス、4人中、3人が夏に日本へ行きました。
2人はカップルで、30代半ばの美男美女カップルなんですが、
この二人の日本旅行の思い出を聞いてると、なかなか面白かったのでご紹介しようと思います。
このカップル、彼のほうはバンドもやってて、けっこういかつい感じなんですが、
話してみたらとっても礼儀正しい良い人なんです。
彼女は超美人。そして、彼女も礼儀正しく良い人です。
好感度の高いこのカップル生徒。私は大好きです♪
さて、このカップル、夏前に私にある質問をしてきました。イタリア語で。
生 「シェコ先生。タトゥーがあると、日本の温泉に入れないのは本当ですか?」
私 「う~~~~ん、そうですね…。大きなタトゥーがあると、何か言われる可能性があるかもしれません。どんなタトゥーがあるんですか?」
と、聞くと…
彼の両腕にはドラゴン、
背中のタトゥーは服を脱がないといけないので実際には見ませんでしたけど、
鯉の滝登り(?)のタトゥーが背中いっぱいにあるとか…
私 「それ…日本の“やくざ”じゃないですか…」
生 「そうです!あれがかっこよくて、わざとそういうとタトゥーを入れたんです」
私 「そうですかぁ…私はあなたが良い人だって知ってるし、やくざでもマフィアでもないって知ってるからなんとも思いませんが…。知らない日本人が見たらビックリすると思いますよ温泉は…無理だと思います」
生 「そうですか・・・。残念だけど、日本人に迷惑かけることはしたくないし、あきらめます!」
というような会話をしてたんですね。
で、日本のバカンスから帰ってきた彼らに早速、日本旅行はどうだったか聞いたんですが…
京都の錦市場で。
どうやら若い日本人の子達に声をかけられたらしい。
最初彼らは「?なんで?」って思ったらしいんですが、
その日本人の子達は彼らに英語で、
「写真をとってもいいですか?」と彼のタトゥーを指差しながら聞いてきたらしい。
それで、彼らも自分たちの分かる日本語で話し、その場は大盛り上がり
タトゥーの写真も撮らせてあげて、日本人と交流できて、大満足の二人だったようです。
タトゥーがらみでもう一つ。
東京、浅草で。
この二人、屋台で買った焼きそばを食べてたそう。
食べ終わって、プラスチックの皿と割り箸を捨てるために、端っこにあったゴミ箱に向かった彼。
ゴミ箱の側に、一人のおじいさんが座っていたそう。
そのおじいさんは無愛想に彼をジロジロみていたそうな。
彼は「?なんだ?」と思い、不審そうにそのおじいさんを見ていたら…
おじいさんが「ふっ。」と鼻で笑ったそう。
そして…
おじいさんが、着ていたシャツをめくると…
おじいさんの体には、日本の仁侠映画に出てきそうな、それは立派な、立派な刺青があったそうな。
おそらく、夏で半そでだから、彼の腕からはみ出てるタトゥーを見て、
本物のやくざさんのおじいさんは「青二才が。これが本物だ!」とでも言いたかったのか!?!?
さすがにそれを見てビビッた彼。
ゴミをゴミ箱に捨てて、すぐにその場を立ち去ったそう。
そんな彼らは私に日本語で、
「シェコ先生!わたしたちは 日本で やくざに 会いました!」
と、言いました。
すごいね~。いろいろな経験してきたね~。私はみたことないよ。
他にも、
「ひらがなが読めたから目的の駅で電車を降りられた。」
とか、
「居酒屋で日本語で注文したらすごく感動してくれて、何皿かサービスでご馳走してくれた。」
とか、
「おみやげ屋さんでいろいろ買って、お店のおばさんが“ラッピングすると分からなくなるから、名前とか書いたら?”とペンを渡してくれたんだけど、招き猫が入った紙袋にひらがなで“ねこ”って書いたら、“あら!日本語書けるの!?すごいわー!”と、これまたすごく喜んでくれて、割引してくれた♪」
とか、
彼らにとって2回目になる今回の日本旅行は、前回とは違って、日本語を少し話すことで更に楽しいものになったようです。
夏の間に習ったこと全部忘れちゃったんじゃないか心配でしたが、
特にこのカップルは忘れるどころか、会話力と語彙力が伸びてました!
私もうれしい♪
このカップル、日本のことが更に好きになってくれた様子。
彼らのようなイタリア人、外国人がもっと増えてくれることを願います。
あ、彼らがトトロの猫バスをお土産にくれました~♪
トトログッズがだいぶそろってきてそれもうれしぃー☆