夏が来れば思い出す… | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

残念ながら思い出すのは「はるかな尾瀬」ではありません汗


とあるダンナの台詞です。



それはおよそ3年前。


私たちの結婚式の数ヶ月前のこと。


結婚披露宴中に流す音楽を選んでいた私たち。


ある日…


ダ 「シェコ!コレにしよう!」


と言って、ダンナが買ったCDがコレ↓



憧れの(?)Italia Firenze生活


もうジャケットからして怪しいむっ


いやな予感…。




早速、聴いてみると…


やっぱり汗


お経みたいなのが入ってる汗


結婚披露宴にお経はダメでしょ?


なので、即却下



数年前…ま、今でもけっこうそうですが、


仏教(宗教)というより、アジア的メンタリティーがイタリアで注目?人気?のようで、


みんなヨガとか好きだし、仏教や禅に興味ある人が結構います。



だから、お経のような音楽を聴いて、ダンナは「落ち着く~」とか、テンポの速い曲になると「踊る?」とか、言うのですが…


ま、ある意味落ち着きますけど、結婚披露宴に日本人としてはお経は流せません。

しかも踊れません。






それから時は過ぎ…


結婚後、ダンナと初めて夏のお盆の時期に日本に帰国した時のこと。


敬虔な信者というわけではありませんが、私の実家には仏壇があるので、お盆になるとお寺のおしょうさんがお経を読みに来ます。

そして、仏壇の前に家族みんなが座り、お経を読むのですが…。


この年は、ダンナもそれを初体験。


私がキリスト教の行事に参加してもチンプンカンプンなように、ダンナもチンプンカンプンだったようですが、静かに座って聞いていました。



おしょうさんが帰られた後、ダンナに、


私 「退屈だったでしょ?ごめんね、つき合わせて。あせる


と言うと…


ダ 「退屈なんてとんでもない!…でもさ…ごめん…不謹慎なのは十分承知なんだけど、1つコメントしてもいい?」


私 「何?」


ダ 「おしょうさんの歌(←お経のこと)でマジで踊れる!

あの楽器(←木魚のこと)が更にテンションあげてくれるし!

イタリア人にはあれはクラブで流す音楽だよ!最高グッド!


私 「…そう…退屈じゃなかったなら良かったね汗




ダンナ曰く、おしょうさんが木魚をリズムカルに思いっきりたたきながら、


いい声でお経を読まれるのが、


大変楽しかったようです。



でも、私も私の家族ももちろん真面目に手を合わせているので、もちろん笑えないし、

笑えば不謹慎なことくらいは分かっていたようです。

ほっDASH!




夏が近づくと、


夏が来ると、


日本の夏、お盆を思い出し、


そうすると、お経で踊れるというダンナの台詞を思い出します。




お経で踊りだすイタリア人ダンナは…イヤだなぁ汗



※注: ダンナは「踊れる!」と言ってるだけで、お経を聴くと踊りだすわけではありません。



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