国際夫婦ゲンカ ~どんかん編~ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪


たとえば…


旦那様がムカツクことをしたとします。


奥さん、あなたならどういう態度で怒りを表現しますか?



日本人の場合、“沈黙”という怒り表現が多いのでは?



でも、だいたいの日本人の旦那様は、


「あ、怒ってる汗」 


と、すぐカンづくし、どうして奥さんが怒っているのかという理由も想像がつくので、謝ってくるか、機嫌をとろうとする…


そういったケースが多いのでは?




どころが、私たち夫婦の場合…

※()内は私の心の声です。


ダ 「怒ってる?」


私 「怒ってないよ。」 (もちろん怒ってる。)


ダ 「そっか♪」


私 「…。」 (“そっか♪”じゃねーよ!)



ダ 「でも、やっぱり機嫌悪いよね?」


私 「…。」 (当然でしょ。)


ダ 「なんで?なんで機嫌悪いの?」


私 「…。」 (“なんで?”だと?!理由が分からないわけ???)


ダ 「黙ってたんじゃ分からないじゃないか!どうして怒ってるんだよむかっ


私 「…むかっ」 (逆切れかよ!説明しなくても分かれーーーーー!むかっ



こうして、二人とも怒るという手に負えない結末になります(笑)



あのですねー、“どうして相手が怒っているのか分からない”というのは、相手の神経逆なで効ですよ汗




当初、「私のダンナはかなり“どんかん”なのでは…」と心配しましたが、他の日伊夫婦・カップルもそうらしいので、これはきっとイタリア人の性格なのでしょう…だぶん…。



確かに、イタリア人は日本人ほど相手の気持ちを汲み取るという考えがない。


それよりも、相手の言葉をもって理解するということに重点が置かれているように思います。





それは何も夫婦や恋人間のことだけではありません。


この国では自分の意見を言葉にしてハッキリ相手に伝えることが大切です。


そうでないと、イタリア人、ずっと分かってくれませんからね汗






私とダンナ。


一つの家で一緒に生活すること3年半家


ダンナにも少しずつ変化が現れてきました。



ダ 「怒ってる?」


私 「怒ってないよ。」 (もちろん怒ってる。)


ダ 「いや、知ってる。今となっては知ってる。シェコの“怒ってない”はスッゴク怒ってるって意味だってこと。」


私 「…。」 (お?分かってきたのかな?)


ダ 「…汗あせる  でも…どうして怒ってるの????」


私 「…むかっ」(やっぱり分からないのかよーーーーむかっ



一番大切なトコがまだ分からない私のダンナです汗


それでも少しずつ私を理解しようとはしているようです。


ま、これから先、私たち二人の道はまだまだ長いから、ゆっくり理解してもらいましょニコニコ










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