昨日と1週間後の金曜ロードショー2回に分けて映画“タイタニック”が放送されます。
映画“タイタニック”やタイタニック関連番組がテレビ放送されるたびにブログに「マードックからの最後の手紙」とのリンク記事を書いて来ています。
映画作中にも登場するタイタニック号一等航海士マードックに作曲家 樽屋雅徳氏がスポットを当て創り出した作品が「マードックからの最後の手紙」。
映画“タイタニック”上映から約10年後(2009年)にリリースされた楽曲なので樽屋雅徳氏が若き学生の頃、この映画を観てインスピレーションを得て、史実を調べ、イメージを膨らませて作曲されたのでしょう。
映画作中ではマードック一等航海士は決してポジティブな描かれかたではなく、映画上映後にマードック一等航海士遺族・郷里市民から苦情があり映画配給会社20世紀フォックスは遺族に公式に謝罪しマードック一等航海士郷里に多額の寄付をしたことで収束しています。
上の過去記事の新しい方にも書いていますがマードック一等航海士は最期の最期まで冷静に乗客避難に尽力し、最期詳細ははっきりとわかっていませんし亡骸も発見されていないとのことですが沈みゆく船と運命を共にしたと思われます。
今では多くの吹奏楽団体が触れたことのある吹奏楽曲「マードックからの最後の手紙」は、実は委嘱曲が処女作です。
千葉県の有力一般吹奏楽団 土気シビックウィンドオーケストラにより樽屋雅徳氏へ委嘱され2009年にリリース、土気シビックウィンドオーケストラにより初演されました。
いわゆる“原典版”と呼ばれる作品です。
その後“小編成版”、“特別版”、“2021年版”などのマイナーチェンジバージョンが登場しプロアマ問わず多くの吹奏楽団体が演奏してきています。
2010年代序盤の吹奏楽コンクール、イベント演奏、マーチングコンテストなどで様々な団体が「マードックからの最後の手紙」を演奏していました。
今や原典版初演から20年も経っていないのに国内吹奏楽界でこの曲はすっかり定番曲になっています。
樽屋雅徳氏作品はストーリーリテイリングが高い作品ばかりなので多くの演奏者・聴衆に共感と共有を呼ぶ作品であり、そのなかでも「マードックからの最後の手紙」は映画“タイタニック”との連想もあり一気に吹奏楽界に広まり人気を得たのでしょう。
マードック一等航海士は史実では映画“タイタニック”で描かれたようなヒール役ではなく最後まで冷静に乗客救命に命を捧げたヒーローであったということを理解して映画テレビ放送を楽しませてもらいます。
