「行蔵は我に存す。毀誉は他人の主張、我に与らず。」
勝海舟が、福沢諭吉から「江戸幕府と明治政府2君に仕えた理由を述べよ」と論説で批判的に迫られたとき、言い訳も説明もせずただ一言漏らしたとされる言葉です。
簡単に言うと表題の意味になります。
何かを成し遂げるためには「行動」を起こすこと。これが最も大事。その行動は自分の全責任において行い、誰のせいにもしない。自分で決め、自分で動く。その行動に対しての評価は所詮他者がするもの。その評価をいちいち気にして行動を起こすわけではない。自分の行動には自分自身の信念が最も重要で、他人の評価が気になるようでは大事は成し遂げられない。信念を持ってことに当たれば、分かる者は分かる。分からないものに何を言われようとも気にする必要はない。
そう勝海舟は言いたかったんだろうと思います。
勝の弟子だった坂本竜馬も同じような言葉を残しています。
「世の人は我を何とも言わば言え 我がなすことは我のみぞ知る」
さきがけた行動には批判がつきものです。
良かれと思って行った行為が周囲に理解されないことも多い。
そんなとき、私はいつもこの言葉を思い出します。
自分を信じ、他人の評価に惑わされない。
まあ私の場合、勝海舟や坂本竜馬のような大物じゃないんで、「誰も分かってくれなくても」とは言えません。分かってくれる仲間が何人かいないと駄目ですね。でも少数でも仲間がいれば勇気が出る。多勢に無勢の場合、上手く行かない場合、誤解された場合、など自分を鼓舞するために標記の言葉を念仏のように唱えます。そうするとくじけない気持ちが湧いてきます。