すまいのレシピ【すまレピ】 フィンランド便り -8ページ目

すまいのレシピ【すまレピ】 フィンランド便り

フィンランドの最新インテリア、家具、インテリアアイテム、インテリアコーディネート情報、現地の日常など、様々な情報を現地特派員がお届けします。

日常生活で感じる世界現象は、人手を最小限化したオートメーション化社会です。

日本の進んだロボット技術はフィンランドでも話題になっております。

世界初ホテルチェックインはロボットが対応。驚かされる、色々なオートメイション化の進化が見られる日はすぐそこまで来ています。

2020年東京オリンピックで日本の多数の先端技術の公開で世界に広がる期待が高まっており、楽しみです。


フィンランドでは、以前からセルフサービス化の進化は、目立っておりました。カフェやレストランでのセルフサービスは、1970年代にすでに常識化されていました。2年程前から、無人レジが一般化され始めています。5・6台の無人レジに対してスタッフ1人が監視、又は使い方アドバイスを施しています。
オートメーション化、ロボット化の未来予想した学者達は、人の仕事が無くなり、無職が増えると予想しています。一部のサービス業の減少予想は、その通りだと思いますが、その反面、インターネットから生じる仕事のジャンルは、想像仕切れないほどの仕事を近代社会へ生み出しています。

 


無人レジ。自分で買い物全てをスキャンして、カードで支払います。スーパーのレジスタッフが消え去る未来は近くまで来ています。
 

1.  左側にあるテーブルの上に買い物籠を置きます。
3.バーコードを読み取るスキャナー。
2.  読み取った買い物を置きます。
4.スキャンした買い物の値段が表示されます。
5.スキャンした後は、支払いです。ここでは現金は使えません。カードを差し込み、暗証番号インプット。完了です。すべてDIYの時代です。

DIY の買い物姿。常時1スタッフが使い方のアドバァイスと監視をしています。時々、通常のレジで長い列が続く事がありますが、その時、空いているDIYレジが使え便利です。

レジで値段を入れてくれる、穏やかな接客サービスがなくなってしまう時はもう近くまで来ています。
現在、大きなスーパーにはDIYレジが設置されています。一般化するには、まだ改良と客に馴染む必要があると思われますが、全てのレジがDIYになる時は、近い将来間違いないです。
 

小学校の校庭に、多くの暴走族が愛する個性あるハーレイ・デイビドソンのような価値あるものから、スピード感あふれる日本製バイクが立ち並んでいました。 バイクの展示の様で、なぜ校庭にと不思議に思い、側にいた一人のバイクのオーナーに話しかけると、

「私たちは犯罪や暴走族と思われている誤ったイメージを解く為の説明会の機会、小学校側への承認と子供達へ講演をする機会、私たちの立場を理解してもらう機会を頂きました。」


自分の立場を誤解されていると感じた時、自分の権利を守るために社会へ対してのアピールは、当然の権利と考えるフィンランドの文化思想が立派だと感じました。

小学校の庭に立ち並んだ珍しいモーターバイクは、地方からも集まったバイク愛好家の会員たちが、バイク愛好家会の社会においての立場と役割について、誤解の無い認識をアピールしに小学校へやって来ました。

ハーレイ・デイビッドソンはカッコいい!

バイクに興味ある小学校の子供達も、休み時間の合間にバイク観賞していました。

バックミラーを見て下さい。怪しげな、ナチスを連想させるバックミラーは、珍しい骨董品?

 

ホンダのゴールデン・ウィングは、屋根付き車両と一緒にキャンピングにもって来いの快適バイク。

日本とフィンランドのタクシーの相違を紹介いたします。

乗車するとドアは開きませんので自分で閉めなければなりませんが、車種は高級車しか見かけない豪華さがあります。
そして、道端で拾う事ができませんので、毎回電話をかけ住所を知らせると、車のナンバーを知らせてくれます。あまり気にしなくてよいのですが、イベントの後などに多くの人がタクシーを必要とするので、同じ場へ複数のタクシーが来た場合、混乱を避ける為、車のナンバーを覚えておけば注文した車を確認できるわけであります。
場所にもよりますが、通常数分でドアの前まで来てくれます。

乗車する時、通常は後車座席へ座りますが、もし運転手の隣の前方座席を希望するならば、気持ち良く乗せてくれます。

フィンランドでのタクシー車種は、メルセイデス・ベンツがトップ35%であります。ボルボ、ボルクスワーゲン、アウディも良く見かけます。ほとんどは新車であり、高級車の乗り心地は快適で、テスラの車種も最近見かける様になりました。

タクシー乗り場では、タクシーが列を並び客の来る順番で乗せているので、後方の自分の好きな車に乗りたくとも、それはできません。順番に従って乗車する規則に従っていきます。

カードで支払う事が一般化され、便利になりました。領収書もすぐに印刷してくれます。

8人乗りの車も時々見かけます。値段が同じというのは、覚えておくと節約できる情報で、5名から8名までのグループで移動する時は, 2台注文は不必要です。電話で8人乗りを注文できます。タクシー乗り場でも時々見かけます。この場合は、特別ケースとして待機するタクシーを無視してグループ客の前まで来てくれます。


最新型のボルボのタクシーです。 小学校の庭先までタクシーが子供を送って来ています。
小学生が学校へ通う時、その道のりが遠い場合、タクシーが迎えに来てくれます。その他、身体障害者や老人を対象とした車椅子を収納できる小型バスタクシーも、市からの援助で運営されており、税金の使い方に国民は納得する一例であります。

スコダの車種は、以前チェコの車でしたが、ドイツに買い取られ今では高級車イメージが出来上がりました。タクシー運転手の間で人気を呼んでいる車種です。

今話題になっている、テスラ電気自動車もタクシー車種への仲間入りを初めました。

メルセイデス・ベンツ車、テスラ車など豪華車が揃っています。

公衆電話はだいぶ前から街角から姿を消し、街角でタクシーが必要な時は、携帯で呼ぶか点在するタクシー場まで徒歩するしかありません。電話番号 01007300で通じ、電話した場所へすぐに来てくれます。

フィンランドと日本で文化の相違を感じる事は、「自分の事は、自分でしましょう」

母から言われたこの言葉を思い出す。

 

フィンランドでは、小さな子供時代から自立しています。

甘やかさないが、良い事をするとよく褒める、すると自信が付き、自分の事は自分でしたがる。

しかし疲れてくるとどうしようもなくなり、物を投げたりする事がある。

その時、妻から教えてもらった方法は、優しく抱っこしながら安心感を与えると静かに眠りに付くということで、勉強になった。2歳2か月の孫のケースである。
 

オムツの使用期間は​2年間。3歳を過ぎると使わない。頻繁におしっこ?と聞きながら、注意をはらいながらおむつの使用から離れていく。

大学生になると、ほとんどの若者は、家を出て学生寮での一人暮らしをする。学生結婚も珍しく無く、赤ちゃんを含めた家庭部屋の学生寮を申請出来る。また経済的問題は、国が補償する銀行からのローンも可能であり、多くの学生は親に心配をかけずに自立する事ができる仕組みが整っている。自己判断、自己責任で社会制度の仕組みの中へ、完全にスタートされているのである。

また学費は国負担であるので、銀行ローンも生活費のみを借りる事になります。

デザイナーの場合、仕事探しは、自分の個性を会社に知ってもらわなければならない。自分の作品を売り込む態度は、しっかりしている。はっきりと自分の思想を話し、大学生でも完全に大人になりきっている。

#私は、日本のある美術大学の教授と長年ヨーロッパの都市の美術大学で日本伝統工芸のワークショップをお手伝いさせていただきました。その時、日本の学生は先生の言うことに忠実に行動している事に気がつきました。

ある女子学生が東京で知り合ったヨーロッパの男子友達が、隣国の都市の大学で来るとの事で彼は会いに来てくれる事になりました。彼はホテルの部屋で再会の楽しさを分かち合ったのですが、その後、同室に居た学生が迷惑を受けたとの事で、先生から叱られ、皆の前で頭を下げさせられました。その時感じたカルチャーショックは、大学生が男女関係を結ぶごく自然な事に、大学生を子供扱いで対応したと感じました。大きな社会問題として取り扱った事でした。海外研修に来てヨーロッパ文化を知るためには、まず交際から他国の文化へ入り込んで行くのに、それを拒絶した態度に残念な思いを感じました。大学生の子供扱いに、いつになったら自己主張の出来る大人になってくれるか心配しました。大きな文化の差を感じる出来事でした。

日本の番組 “はじめてのおつかい” は話題を呼んでいます。
このTV番組で感じる事は、いかに日本の文化である人の優しさ、犯罪のない安全な社会だからこそ、小さな子供一人でも安全に買い物ができるという良さが滲み出ています。フィンランドも治安の良い国に属するが、小さな店がなくなり、スーパー又はそれより大きめなモールしか存在しなくなった現在、​ 思いやりと人からの援助を受けながら、小さな子供が一人で買い物ができない社会になりました。

この番組を見ていると日本っていいなーと感じます。

日本とフィンランドは6時間(冬場は7時間)の時間差があります。

日本で大晦日の年明けの後、7時間過ぎるとフィンランドの年明けになる訳です。

桜も同じで、日本では桜はすでに散ってしまいましたが、これからヘルシンキに桜がやって来ます。

5月中旬が花見大会で待ち遠しいです。

ヘルシンキで毎年催しされる花見では、面白いほどに毎年増える、人の数、売店の数、日本文化を紹介するブースの数の増加に驚かされます。日本の経済も毎年この様な増加現象があればなと思ってしまうくらいです。柴犬ブース、カナダ人の指圧ブース、日本・フィンランド協会、友の会ブース、習字、茶会ブース、生け花、剣道、寿司、カレー、その他色々で、きりがありません。そしてコスプレ大会は大人気。これほどまでDIYで作る衣装と、コスプレ・アイデアで披露するパワーで盛り上がります。日本て素晴らしい国だなと思わさせられる時であります。


去年フィンランドの国営放送が取り上げた花見のニュース。

花見の人気は、コスプレヤング層の影響が大きかったと思われますが、TV報道のお陰で、 全年代層の日本文化ファンが押し寄せてきそうです。天気運の人を集めれば、さらに大きな日本文化イベントになりそうです。
日本の補修学校の生徒さんと先生方の、日本の唄の合唱も人気の的です。 

 

花見大会は今年で10年目になります。

2か月程前に報道で告知されますが、桜の気まぐれに合わせて日にちを変更できないので、必ずしも満開になるとは限りません。今までに満開になったのは、4・5回ほどで、暖が早すぎて散ってしまった後とか、寒が長引きしつぼみも見えない花見も経験しています。

このパラパラダンス写真は、初期の撮影で、広い桜公園の背景には人数は見えずの静けさには驚きです。毎年継続して、フィンランドの着物姿の女の子たちがリズムに合わせて、なかなかの素早い動きで踊ってくれているお陰か、今では人の多さに驚きます。

桜公園は日本庭園へと続き、かなり広い範囲で、今年も大勢の人で賑やかになると思います。

 

 

後ろでUFOも応援してくれています。

これは、水給塔で形は決まっていません。

もしUFOが空上に現れてもフィンランド人は、見慣れているので驚きません。

巨大ロボットの形をした水給塔もデザインされています。

 

 

コスプレガールズ。彼女たちにカメラを向けるとポースを取ってくれます。本当に日本のポップカルチャーに溶け込んでいます。