すまいのレシピ【すまレピ】 フィンランド便り -10ページ目

すまいのレシピ【すまレピ】 フィンランド便り

フィンランドの最新インテリア、家具、インテリアアイテム、インテリアコーディネート情報、現地の日常など、様々な情報を現地特派員がお届けします。

ヘルシンキは、こじんまりとした街であり、色々な雰囲気に分離された興味深い街から成り立っています。

デザイン地域と呼ばれる場所には、デザインショップが集中しています。

空港、ホテルやツーリスト案内所で簡単に手に入るヘルシンキマップに表示されていますので、簡単にスポットできます。

 

ヘルシンキ中央駅から海辺南方向へ歩き始めて、ストックマンデパート、そしてデザインミュージアムの古い建物を通り過ぎると、ヘルシンキで歴史ある住宅エイリア、エイラ地域に入ります。このエリアはデザイン地域となっております。

この地域にあるキャプテー二通りの写真を集めて見ました。

 

ヘルシンキでは、古い老舗のレストランをお勧めします。

エイラ地域にあるキャプテーニ通りにあるレストラン・シーホースは、創立1935年からのクラシック・レストランで、フィンランド料理を楽しめます。インテリアも昔そのままで、豪華さより、下町の雰囲気が漂っており、気軽に食事ができます。

(他には、ニシンのバター焼きで評判コルメ・クルーナ(Kolme Kruunu)は、1952年に改装され, その時代の芸術教育の基本であった機能主義思想のインテリアは、現在でもその時代の雰囲気を生かせています。アドレスは、 Liisankatu 5、海辺に近く、波止場から歩いて行けます)。

 

ニシンの開きをパン粉でバター焼き。シンプルにディルとレモンでいただきます。醤油は、ほとんどのレストランに置いてありますので、もしテーブルに見かけない時は、頼めば、キッチンからもってきてくれます。醤油を少しかけて、完璧な味がいただけます。

 

花屋さんのショウ・ウィンドウは可愛らしいテディ・ベアが花に囲まれ気持ちよく横たわっています。

 

以前マリメッコのデザイナーとして活躍し、70年代に自分の名前ヴオッコのブランド名で有名なデザイン・ファッションです。

故 巨匠デザイナー・ヌルメスニエミ氏(夫)の湯沸(ポット)デザインがウィンドウに飾られています。

 

庶民的なカフェ。ヘルシンキのカフェは、セルフサービスがほとんです。給仕してくれるカフェは、高級イメージ・カフェになります。

 

パン屋さんのショウ・ウィンドウ。フィンランドで評価されるパンは、外側はパリパリでかむとパサパサと歯ごたえがあり、中はやらわかく、コントラストから生まれるパンの味を楽しみます。

 

フィンランドの神話カレバラの世界をイメージしたジュエリー店のショウ・ウィンドウ。
商品とは全く関係のない観覧車の可愛らしい模型が目に留まりました。

 

街中に点在する電圧調整ボックスは、以前グラフィティのいたずら書きの対象であり、街を汚らしく演出していましたが、最近は、芸術家による模様が描かれ始め、異なった絵を鑑賞しながら散歩が楽しめる様になりました。

日本大使館が主催の、フィンランド在留の日本人を招いての新年会に参加させていただきました。

大使お抱えシェフの日本料理、そして、大使館スタッフの方々や長く在留している日本人の方々との会話は、とても勇気づけられます。
また、大使の新年のお言葉の中で、フィンランドとの交流情報など政治的なお話もして頂き、深い友好関係が築かれています。

去年は、フィンランド独立100年アニバーサリーで、フィンランド文化を紹介する色々なイベントが開催されました。
今年は日本・フィンランド友好記念100年を祝うアニバーサリーなので、今年も色々なイベントがあることと楽しみにしています。

フィンランドのサンタクロースも、毎年12月に両国親善のために日本を訪れています。
サンタの住むロバニエミ市と山口県は姉妹都市関係を結んでいる関係もあり、サンタクロース以外にもデザイン関係の展示会や販売を催しております。



大使公邸のある場所はヘルシンキの海辺にある一等地で、自然に囲まれ、政治問題も穏やかに纏まりそうな落ち着いた自然環境にあります。
そして大使のお抱え料理人の技は、日本食文化を通して十分にフィンランドとの交際を向上している事でしょう。

セキュリティの問題で、公邸の外観写真は許可頂けず、周辺の写真を紹介いたします。
レヘティ(葉) サーリ(島)と呼ばれ、ヘルシンキの隣都市エスポ―の間にある白樺の葉の形を想像させる島にあります。
多くの国々の大使館公邸が立ち並ぶ一等地であります。


大使の新年のお言葉の後、乾杯で新年会の始まりです。
大使ご夫人は着物の晴れ姿で、新年会の雰囲気を盛り上げていました。


おせち料理にお寿司、天ぷら、恋しい料理が食べられました。


料理にはお酒が欠かせません。
笑顔を浮かべるバーテンダーの個性的な髭の愛想や、日本酒、ワインで一層料理がおいしくなりました。

新年おめでとうございます。
バルト海の日の出を撮りました。2017年は、色々な暗いニュースが多くありましたが、新年の日の出が2018年を明るくしてくれる様に願いましょう。

去年は、フィンランド独立100年アニバーサリーで、多くのイベントが行われました。

今年は、日本・フィンランド両国友好関係100年で、今年もイベントが継続いたします。

今年も宜しくお願いいたします。


メリークリスマス!!
クリスマスがやって来ました。

 

 

フィンランドの最大休暇日はクリスマスであり3日間続きます。

田舎の故郷で孫連れで母親の懐かしい料理を楽しむ、家族が一体となる大事な、そして楽しい日々であります。

教会へ通う習慣のある人は見かけませんが、クリスマスの日は例外で教会で祈りを捧げます。

この日は教会を訪れる人で溢れ、何回にも分けてクリスマスミサを行います。牧師が一番忙しくなる日であります。早朝ミサは6時に始まり、最終ミサは夜の9時頃行います。クリスマスディナー前の6時のミサは、大人気で席が取れなくなる程です。

日照時間の短い冬場は、10時頃から3時頃までは暗く、真っ暗な教会への道をロウソクの光りに沿ってパイプオルガンの聞こえる方向へ歩きます。この日は、信仰心が向上します。

多くの人は、24日から翌年1月2日まで休暇を取る人もいるほど、クリスマスは新年より意味が深く、大事な祭日なのです。

今年も、ホワイトクリスマスは期待できそうもありませんが、先週大雪で真っ白な景色を写真に収めました。娘家族が住む庭の風景で、庭の向こう側は畑で、雪が積もると湖が凍る様にも見えて、静かな環境で暮らしています。小屋は、子供達の遊び場です。

雪が降れば、大きな雪ダルマを作るのですが、クリスマス時期は雪に積もってもらいたいものです。


 

ツルク市に建てられた木の教会。こんな教会で、クリスマスの雰囲気を体験し

家へ帰ってからは、家族団らんでクリスマスディナーを楽しみます。

その後は、サンタクロース登場で、子供達が待ちに待ったプレゼントが配られます。

 

クリスマス前は、街角に広がったクリスマス小屋が立ち並び、クリスマス準備に必要な色々なものが販売されます。

私が初めて海外へ旅行したのは沖縄ですが、その時代はまだアメリカ駐留であり、ドルが使われていました。

その時の為替は、戦後長く続いた1ドル360円でした。

今は、113円程でどこでも気楽に、信用ある日本パスポートで旅行できる様になり、語学や世界観が誰でも身近に感じられるようになりました。

世界の人々との交際も多くなり、結ばれるケースも多くなりました。

2世とのお付き合いも生活の中で日常化しているのではないでしょうか。

 

日本人とフィンランド人の間に生まれた、愛の結晶の人種は、自分達の事をハーフと呼ばれる事に違和感を抱いています。

それぞれの文化と気性を半分しか持たない表現イメージがあるからであります。​

両国の素晴らしい特色を持つダブル・パワーで生きて行く力強い人種​として、彼らは、"2倍"​と呼んでおります。​

 

2倍人は、世界医学研究の発表によると、通常よりIQが高めの才能を持つと言われています。

そして小さな子供の時から語学においても、バイリンガルで日本語、フィンランド語そして国際語である英語は、日常生活で聞きなれているので、自然に語学堪能に育ちます。

 

さらに両国の良い文化を身近に感じ、将来の選択の可能性が"2倍"になる訳であります。

子供たちは、日本では"母さん似でフィンランド人ですね" と言われ、フィンランドでは、"お父さん似ですねと"よく言われ、人種比較する多少の偏見を両国で感じた事を覚えています。

日本人も色々な顔立ちの人がいても、お互い偏見なくお付き合いできれば、創作力社会になるのではと思っています。

 

フィンランドには、日本・フィンランド協会が少なくとも3組織登録されており、通常他国とのフィンランド協会は一組織に留まり、日本は、例外の人気を誇っています。

協会の主旨は、日本文化を通して、フィンランドとの交流を深める事であり、新年会、餅つき、忘年会、花見、語学大会、フィンランドの著名なアーテストの工房を覗いたり、日本から歌、俳句、太鼓、習字、折り紙など色々な文化を紹介して頂いております。

 

そして、200本程の桜の木を在フィンする有志からの寄付で、ヘルシンキ市との理解を得て、日本庭園の隣の公園に桜の木を植え付け、桜公園と名付けています。

今年で9年目になりましたが、毎年5月に催す花見大会への来客の数は、増え続けています。

 

若い2世人有志が作り上げた協会もあり、アニメ、漫画、映画、などのポップカルチャーを紹介しており、協会の名前は"2倍"と呼んでいます。

そして共同で主催するJAPAN DAYの人気もウナギ昇りで日本人に生まれて良かったなと感じさせてくれるのは、協会様方のお陰であります。

​2倍人の監督​が作り上げた、世界に点在する​2倍人の生活を描きあげたドクメンタリー​映画​https://www.youtube.com/watch?v=6j_wQQZY-OEを参照してください。

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ヘルシンキ生まれの妻との間に生まれた、娘オーナは、日本苗字をキープしています。

日本人の自尊心を抱きながら、​フィンランドで生活しています。

1歳6か月になるネオ君とリラ、と3歳4か月のリラちゃんの母親として、フィンランド人の夫がDIYで建てた家に住んでいます。

孫たちの苗字も日本名にしています。

 

​娘と孫息子。ヤルベンパーの湖畔にあるキャンピング場の冬場は、静かなもので、夏の活気はどこにも見渡せませんが、孫にとっては、ウサギや玩具があり楽しい場であり、レストランでの食事を楽しみながら家族と時間を過ごす場であります。

 

おもちゃの取り合い喧嘩をしますが、思いやりある兄弟であります。


リラは、トトロが大好き。

お腹の大きい私の腹をトトロと間違えて飛び込んできます。

リラの部屋のドアには、オーナが描いた熊さんが見守ってくれています。