素敵なジャケットのリメイク相談

●素敵なジャケットのリメイク相談

こんにちは。Fillty sewing roomの深田恭美です。

月に1回通っています静岡のMaison1895。

洋裁セミナーを企画したり、

リメイクのご相談を受けているのですが、

今月は、ヘアスタイリストさんから

リメイクのご相談を頂きました

昔イギリスでご購入されたエスカーダのスーツ。

リボンが素敵なデザインで、

そしてとてもお似合いになるのですが、

やはり肩回りが大きくて今は着られないと…

「もう着る機会もないでしょうし、

　処分しようかと思ったのだけど、

　何だかもったいなくて…」

と一応相談してみようとお持ちになられました。

ひと目見た瞬間に

「素敵なジャケット！直せばまだまだ着られます！」

と申し上げて、ピンでつまんでみました。

肩パットも大きくて嫌で、

肩パットだけ取ったそうですが、

その影響で、肩の後ろが余っています。

そして、今の流行から比べると、

やはり袖が太いです。

そこで、肩パットは型の形を整える程度の

薄い肩パットを入れて、

大きめの袖ぐりを、脇から袖にかけて

摘まんでいきます。

後の背中当たりの幅も大きいので、

袖ぐりのラインを変えて狭くします。

と、ピンを打つと、こんな風に変わりました！

（左側　右身頃を修正しました）

直した姿を見て、

「ちょっとつまんだだけで、こんなに変わるのね！

　お直しして着ようかしら！」

といって頂けました＾＾

私は直した後の姿が、イメージできるのですが、

もしかしたら、「もう着られない」と思う方は

直したらどのようになるかがイメージつかずに

諦めてしまわれるのかもしれませんね。

このジャケットのボトムはタイトスカートですが、

ワイドパンツや、スリットが大きく入った

ベルベットのロングスカートなんかも、

あわせたら素敵です

インナーとボトムを真っ白にして、

ジャケットを羽織るのもかっこいいですよね♪

個性的でタイトなジャケットなので、

そのデザインを活かしたスタイルを考えるのも

また楽しいものです

愛着のある洋服を、是非リメイクで復活させて、

今までと違うスタイルを作り出してみると、

新しい洋服を買ったように気分になれると思います