皆様、こんばんは。
またまた間が空いてしまったけれど、前回記事の続きです。
何を書いていたか忘れてしまったわ・・・。
さて、前回はずら~っと写真だけを並べましたが、今回から解説をしてゆきますね。
まず、注入の基本は「中顔面」から、それは同じです。
中顔面への注入
中顔面領域の凹みやたるみは、上顎骨や深部脂肪の萎縮と、それによって支えを失った支持靭帯(眼窩靭帯、上顎靭帯)が垂れ下がってくることが原因なので、基本的な注入法は
このように、深部(骨の上あたり)に粘弾性の高いヒアルロン酸を注入して、骨や深部脂肪の萎縮を補い、たるんだ支持靭帯をぐっと持ち上げます。
この辺りに注入を行なうことが多いです。(※側面(耳前窩)は、皮下のSMAS上に注入)
なんですが、
この症例では深部には一切注入をせずに、皮下浅層の浅層脂肪組織付近にCGスタイラー600(架橋ヒアルロン酸+機能性ペプチド)を薄く敷くように注入をおこないました
イメージとしては、こんな感じかな。
図から分かるように、支持靭帯は大木のように根元が太く、上にいくほど枝分かれして細くなってゆきますが、皮下の浅いところにも枝分かれした柵状の支持靭帯は存在するので、深部からグイっと持ち上げなくても、浅いところに注入するだけでボリュームも出るし、たるみもそこそこ引き上がります。
うまく言えないけど・・・、ボリュームの足りないところをCGスタイラーでふわっと包んでゆく感じかな?
深部への注入が豚まんの具だとしたら、豚まんの皮みたいな感じ?
なので、注入範囲は、深部に注入するよりかなり広くなります。
そうすると、
このように、とてもナチュラルにふわっとふっくらした仕上がりになります。
深部に粘弾性の高いヒアルロン酸を注入した場合は、もう少しパンチの利いた仕上がりになり、より頬が丸く、リフトアップ度もより高くなりますが、そうするとTransverse Facial Septum(顔面横靭帯)のせいで、笑ったときに頬がアンパンマンになりやすいという欠点があります。
この注入法だと、Transverse Facial Septum(顔面横靭帯)の影響をほとんど受けず、笑っても頬が盛りっとならず、あくまでもナチュラルが保てます。ヒアルロン酸を注入したことが、誰にもバレない、そんな仕上がりです(笑)。
※Transverse Facial Septum(顔面横靭帯)についてはこちらをお読みください
CGスタイラーは、適度な粘弾性の架橋ヒアルロン酸に機能性ペプチドが配合されており、このペプチドが本当に良くて、注入後3~4か月で徐々にコラーゲン・エラスチンが増えてきます(コラーゲンブースターと言います)。
もちろん、架橋ヒアルロン酸なので直後からも良い結果が得られますが、本当の完成は3~4か月後。
吸水性も低いので、浅層に注入してもあとからぶよぶよ膨らみすぎることもありません。
ボリュームロスがシビアな方や、浅層脂肪が多い方には向いていないのですが、やせ型で、ナチュラルに若返りたい方にとても良い注入法です。
次は、上顔面への注入を解説しますね。続きます。
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