「呪術廻戦」替え歌ブログにも書いた内容を

抜粋再録します。

 

昔、アメリカ映画で「将軍の娘」というのがあった。

軍人養成専門学校で、父親が軍人で学校関係者である、

一人の女性兵士志願者が 訓練中複数人にレイプされた。

軍人志願の生徒たちだった。

が、父親は学校と国のメンツのために 娘に被害隠蔽を要求した。

娘は 「わたしはこんなふうに侮辱された、わかって!!」

と、父親の前で全裸になり 自分の手足を縛って

レイプされた場面を見せた。

父親はその場から逃げ、娘は別の男に そのままの姿で殺された。

真相を知った捜査官はつぶやく

 

「レイプよりひどい」

 

レイプよりもひどいこととは、何でしょうか?

 

戦争中の性暴力被害者は、この娘のように

「心の苦しみ」をわかってほしいと思っている。

 

「慰安婦問題」もそのひとつだ。

2013年7月Wamにて、

台湾人の元「慰安婦」おばあさんの方がお一人だけ講演をしました。

車椅子で移動なさっている健康状態で、

それでも思いを伝えたいと日本に来る、

その気持ちをみんなに理解してほしいです。

「慰安婦」という呼び方はもうやめたいです。。

慰安所にいたから「慰安婦」と

こちらが呼んでいるだけですから。

 

講演の台にあがった陳桃さん。

「日本人にいじめられたことを話します」

そして、陳桃さんは絶句し、泣いて話すことができなくなった。

 

本の取材、映画の撮影、民衆法廷や、多くの講演などで、

何度も何度も語ったことだろう。

その辛いお話を、またわたしたちに聞かせないといけない。

 

日本の多くが理解してくれないから。

 

現在、「慰安婦問題」は「日本と韓国の問題」に矮小化されている。

戦時性暴力・戦場レイプは 韓国や日本の占領国だけの問題ではない。

どの国が加害者で被害者だろうとも、

世界中で起きている。

被害者が理解されず、好奇に晒されることも多い。

コソボ紛争後の母子を描いた

「サラエボの花」は、性暴力の存在を告発した。

 

ペルーの映画も。

下、こちらです。

アンデスや南米では、ヨーロッパ人による占領もあった。

他民族とのいさかいでも、性暴力の犠牲になるのは

女性たちだ。

その心の傷でさえも、日常的に存在する女性蔑視によって

より深く深く底へ押し込まれてゆく。

 

 

 

 

 

:::::::::::::::

 

 

 

 

 

:::::::::::::::::::

 

さまざまな意見を「統一」しないでほしい。

「議論」の強要・強制も暴力である。