
歩歩追殺
Chase Step by Step
1974(1982?)
●主演の徐楓(シー・フォン)と王冠雄、そして脇役出演している馬場以外に知ってる顔が全然登場しない困った作品だ。徐楓と王冠雄は共に台湾功夫・武侠片で活躍するスターで、徐楓は『侠女』『用心棒ドラゴン』などの活躍で日本でも知られているが、王冠雄についてはあまり知られてはいない(実際、私も彼についてはあまり馴染みがありません)。
サーカス一座のスターである徐楓と王冠雄は、ある日役人から一枚の手紙を預かった。それによると困窮に喘ぐ町を支援するための援助金(金塊)を輸送してくれないかというもので、2人は目的地に向けて旅立つ。だが、それを奪おうと悪党が暗躍する…。
本作で新鮮だったのは徐楓だ。物語前半、客銭へと泊まった2人に妖しげな女主人が近付く(もちろん敵)のだが、それを見ていた徐楓が嫉妬に駆られてプンスカするのである。いつも無表情でムッツリとしたキャラクターを演じていた徐楓にしてみれば本作での彼女は随分と人間味の溢れるキャラを演じていて好感が持てる。
王冠雄はこの後も暴漢に襲われていた女の子(やっぱりこちらも敵)を助けたりしているので一見色男なキャラと思われがちだが、彼の行動は相手が敵だと気付いた上でのもののようである。しかし、その脇でプンプンしている徐楓が可哀想な気がするが、もっと可哀想なのは徐楓に怒りの矛先を向けられてボコボコにされてしまう敵の方かもしれない(爆
それからも送り込まれる刺客を撃破していった2人は荷物を無事に渡し終え、いったんサーカスの師匠の元に帰ってきた。だがこれもまた敵の策略の1つであり、荷物の受取人こそ本物だったが、悪党どもが騙して連れてきたようである。気になった徐楓がそこへ駆けつけて大乱闘となり、危機を察知した王冠雄も悪党どもの中へと飛び込むのだった。
功夫アクションの方は当時のものとしてはそれなりに頑張っており、加えて主演の二人がサーカス一座ということで、ロープや高い竹馬に綱渡りといった曲芸の技(さすがにワイヤーで吊っていたりするが)も交えてアクセントを付けている。各所で思いっきり『燃えよドラゴン』のBGMが使われまくってるのは制作年代を考えるとご愛嬌ですが、ラストでボスが部下より先に死ぬのはどうなんでしょうかねぇ(苦笑

扮野小子
The Young Avenger
1980
▼ショウ・ブラザーズを代表する功夫スター・汪禹(ワン・ユー)の主演作だ。監督が唐偉成(ウィルソン・タン)で、キャストも徐少強・朱鐵和・黄杏秀とショウブラ系(というか劉家良系)で締められているが、ショウブラ作品ではない様子。もしかすると劉家良も関与しているのかも…?
■汪禹は葬儀屋で働く一方で、棺の遺体から貴金属を盗む墓荒らしを生業としていた。そうやってせっせと稼いだ金は馮敬文の賭場ですっからかんにしてしまうダメ人間の汪禹。彼は今日も墓荒らしに精を出すが、その帰りにオバケと出会って咄嗟に逃げ出した。
そのオバケこと朱鐵和は、「別にお前を祟る気はない…ある4人の男を始末してほしいのだ。報酬も渡そう…」と汪禹に持ちかけてきた。汪禹は金を頂いてトンズラしようとしたが、そうは問屋が許さない。「変な真似したらホントに祟り殺すぞ?」と再び登場した朱鐵和。彼の命令で何がなんだか解らぬままに、汪禹はターゲットの1人がいる映画小屋へとやって来た。
映画小屋では石堅が出演している無声映画を名調子に乗せて上映しており、たまにフィルムが詰まると客をじらさないように即興の寸劇が始まる。そこで寸劇係をしているのが標的の湯錦棠だった。汪禹は苦戦するものの、寸劇に紛れて湯錦棠を打ち倒した。
なんとか1人を倒したはいいが、敵はまだまだ強い連中が揃っている…ということで、朱鐵和は汪禹に特訓を施すことにした。何故にここまでして連中を殺したいのかと汪禹に問いただされ、朱鐵和は実は自分がオバケではない事を明かし、すべてを語り出した。
17年前、朱鐵和は仲間の唐偉成・徐少強・江島・湯錦棠に裏切られ、谷底に突き落とされたという(なお、回想シーンに出てくる丘は『嵐を呼ぶドラゴン』のラストバトルの場所)。辛くも生きていた朱鐵和だが、その顔は無残な傷跡が…。彼の身の上に同情した汪禹は、改めて朱鐵和の仇討ちを誓うのだった。
次に汪禹が向かったのは徐少強が仕切る娼館だが、徐少強はめっぽう強く大苦戦。なんとか黄杏秀を人質に脱出したが、朱鐵和が重傷を負ってしまう。「やはりお前を巻き込むべきではなかった…この金で逃げろ」と言う朱鐵和に対し(そういえば朱鐵和はなぜこんなに大金を持ってるんだっけ?)、汪禹は彼を守る決意を固めていた。その勇姿に、かつてのがめつい守銭奴だった頃の面影は無かった。
そして翌朝、攻め入ってきた徐少強は足手まといだとして黄杏秀をあっさり殺害。汪禹は血も涙もない徐少強の剣術に様々なトラップを駆使して勝利するが、朱鐵和は命を落としてしまう。朱鐵和の遺志を継いで、汪禹は唐偉成の人身売買に加担していた江島を撃破する。更には矢継ぎ早に唐偉成のもとへと飛び込んだ汪禹はザコどもを一蹴し、いよいよ最後の大一番である唐偉成との戦いに挑む!
▲武術指導は監督の唐偉成自身が担当しており、全編に渡って濃厚なファイトが披露されている。最後の汪禹VS唐偉成では汪禹が墓荒らしに使っていた七つ道具を駆使して戦うのだが、武器がシャベル・クワ・カリスティック・棒と変幻自在に変化。これらのギミックも含めてなかなか面白く、最後の決戦を盛り上げていた。
ストーリーは守銭奴だったボンクラがいつしか立派な功夫使いとなって悪を討つというオードソックスなもの。個人的にはせっかく登場しておきながらあっという間に退場してしまった黄杏秀が惜しく(たぶんショウブラ仕事の合間に出演したんでしょうね)、また汪禹が強くなる過程ももう一段階欲しかったところだが、上質のアクションもあわせて功夫映画ファンなら抑えておくべきタイトルですね。

夢拳蘭花手/師娘怪拳
Dreaming Fists with Slender Hands/Kung Fu Kids
1979
▼まったく無名の作品だが、このたび思わずパッケージの胡錦(フー・チン)姉さんの艶姿に誘われ、ジャケ買い(私が入手したのは馬マークの海岸版VCDで上記画像のとは別)してしまった作品である(笑
この作品、主演がなんと荊國忠(本作では荊元寶の名義でクレジット)なのだ。荊國忠といえば『胡惠乾血戰西禅寺』で戚冠軍をかばって死ぬ役が印象的だった台湾のデブゴンだが、それ以外の出演作ではもっぱら悪役や脇役仕事が多い。それなので、まさか主演作があるとは以外や以外といった感じだ。
■正直言って物語はあまりよくわからない。師匠の下で小さい頃から修行していた荊國忠とその相方(名前不明)は、ある日師匠から「そろそろ1人立ちする頃じゃて!」と勧められ、外の世界へと降り立った。
そこで劉立祖から龍飛(ロン・フェイ)組織の部下である夏候俊一味を討伐してほしい(?)と頼まれた2人は連中と闘うことになった。しかし戦力差から劣勢となり、荊國忠はなんとか逃げ出すものの、相方はそのまま捕まってしまう。
そこからストーリーは荊國忠と相方の2ルートに分岐し、行くアテのない荊國忠は茶屋の肝っ玉女将である胡錦の世話となる。今回の胡錦は仕事にはうるさい姉さんで拳法の達人。荊國忠は胡錦から拳を教わるのだが、大胆な格好で「アタシの股をくぐったら弟子入りを認めるわ♪」と言う場面など、妙に色っぽくて面白い。ちなみに胡錦の修行方法はやたらスパルタちっくだ(笑
一方、龍飛らに捕まって土牢に放り込まれていた相方はナゾの乞食ジジイ・楊烈と出会う。楊烈と相方は『笑拳』のように軽快に食べ物を取り合うシーン(技術面の差異からかワンカットで撮れてはいない)を織り交ぜながらも、その後は共に牢から脱出する。そこから先はまんま『酔拳』っぽい修行となるが、こちらの修行もかなりスパルタちっくである(苦笑
その後、色々とあった後に胡錦と楊烈は顔見知りだと解り、荊國忠と相方は龍飛との決戦でようやく再会。なんだかんだで龍飛を撃破して終劇となる。
▲作品としては荊國忠がサモハン的な要素を、その相方がジャッキー的な要素を受け持ち、更に胡錦師匠という従来の作品には無かったキャラクターを配置し、真新しさを目指した…ようであるが、成功したとは言い難い。特に荊國忠のデブゴンっぷりからはサモハンにあったような親しみやすいマスコット的な可愛らしさはあまり感じられず、胡錦直伝の女拳法(要するにオカマ拳法)を披露する場面はかなり気持ち悪い(爆
功夫アクションはクライマックス以外は特に見るべきところは無いが、最後の荊國忠と相方のツープラトン攻撃VS龍飛の対決はそこそこ頑張っていた(それにしても荊國忠に倒される龍飛という構図はなかなかレアなショットである)。殺陣自体は時期的にもかなりジャッキー作品とサモハン作品を意識しており、サモハンっぽい連携攻撃とジャッキーっぽい拳アクションが同時に展開されるという、かなり欲張りな仕様となっている。
強引な言い方をすればジャッキー作品とサモハン作品の融合と言えなくもないが、これでストーリーも解ればなぁ…。

「激突!蟷螂拳」
蟷螂/螳螂
Shaolin Mantis/Deadly Mantis
1978
▼香港映画界を代表する巨匠・劉家良。彼は『少林寺三十六房』などの名作を多く世に送り出しているが、たまにトチった演出をしてしまう事もあり、『少林皇帝拳』はかなりよさげなストーリーだったがオチで台無しになってしまった。本作もオチで損をしている感があり、全体的な演出も甘い。
しかし姜大衛、黄杏秀や劉家榮はもちろんのこと、張午郎・徐小強・唐偉成・李麗麗と、文句なしの布陣によるアクションは見事な形を構築している。それだけにストーリーに難があったのが惜しいのだが…。
■冒頭からさっそく姜大衛と李海生、劉家輝とのバトルが始まる。今回の姜大衛はこの手の作品には珍しく清朝の人間として描かれている。姜大衛はおなじみの暴君・雍正帝より、反朝の疑惑があると思われる劉家榮の一家から証拠となるべき物を持って帰ってきてほしいと承る。もし帰ってこなかったら家族を皆殺しにすると付け加えて…。
姜大衛はその家に黄杏秀の家庭教師として潜り込むが、その一家はとても手強い連中ぞろいであり、まず最初に手強かったのは黄杏秀だった(笑)。黄杏秀はこれまで家庭教師を18人も追い出しクビにしてきた超オテンバ娘で、文より武が好きな彼女に、姜大衛は振り回されるばかりだった。
しかしそのうち二人はイイ感じになってきて、既に既成事実も作っちゃったらしく、大叔父の劉家榮はご立腹。が、その立腹には別の理由があった。劉家榮は既に姜大衛を清朝のスパイだと見破っていたのだ。
約束の期限が差し迫り、黄杏秀と挙式も済ませてた姜大衛は彼女と劉家榮に故郷の両親に会いに行くと言って、なんとか家を脱出しようとする。だが、張午郎・徐小明・唐偉成の三人の叔父と黄杏秀の母である李麗麗らの関門に阻まれて苦戦を強いられる。
だが、これら4人よりもずっと強かったのは劉家榮だった。姜大衛・黄杏秀・途中で加わった李麗麗の3人がかりでも動きを抑えるのがやっとで、そのさなかに黄杏秀は姜大衛を助けるために命を落としてしまう。
彼等の反朝の証である証拠が入った、黄杏秀のペンダントも劉家榮の手の中…姜大衛はどうにかして黄杏秀の仇とペンダント奪取のため、武術の特訓を開始する。その過酷な修行の過程で、姜大衛はカマキリの動きに目をつけて蟷螂拳を編み出した。
今、全ての因縁にケリをつけるべく、姜大衛が闘う!
▲劉家良による武術指導は相変わらずの高クオリティで、序盤こそマッタリとした動きに?となりそうだが、最後に至る4連戦はどれも壮絶で手に汗握るバトルの乱れ撃ちだ。全体的にもカンフーアクションの割合は高く、クライマックスは姜大衛懇親の名バトルである。
だが、話の所々にも?が付いたのもまた然り。最後の4連戦で張午郎らを殺す必然性が無い(特に彼らに恨みを抱くようなシーンも無かった)し、特にラストシーンのどんでん返しは『シベリア超特急』並みに要らない部分で、これにはかなり萎えてしまった。やはり『少林皇帝拳』ともども、清朝は総じて"悪"…なのだろうか?
そもそも、洪拳などに精通している劉家良なら"蟷螂"というタイトル通りにストレートな蟷螂拳発祥の物語などでも良かったはずだ。ここらへんの製作過程も気になる所である。

「ニンジャファイター 機密ファイル奪回作戦」
THE THUNDERING NINJA
1986(1985?・1987?)
▼その昔、フィルマークという会社があった。フィルマークはIFDという会社の子飼いで、そのIFDは巨龍などの韓国功夫映画を適当にゴッドフリー・ホー名義で売り出していた粗悪な会社であった。フィルマークを語る上で外せないのはやはり大量のニコイチ作品だろう。当ブログでも『Ninja Empire』などを紹介しており、本作もまたジミー先生の主演作へ強引に忍者を挟み込んだ代物である。
最初に断言しておきますが、本作は下記のストーリーそのままで進んでいきます(そのため、今回のレビューはムダに長いです)。しかもこれはフィルマーク作品ではまだマシな方。そのニコイチっぷりがどれほどのものか、解くとご賞味下さい…。
■冒頭、白昼堂々どこかの狭い公園でタイトルにもある機密ファイルの取引をしている男達がいた。だが、その場に突然ニンジャが現れ、一方の白人らを全員切り伏せ取引相手の中国人はファイルを持って何とか逃げおおせた。
ここは世界征服を狙うニンジャ組織の本部(というわりには"忍"の文字が書かれた掛け軸が飾っているだけで非常に地味)。実は機密ファイルを持って逃げた中国人は組織の手の者だった。が、ファイルはニセモノであり、ボスは配下の龍飛(ロン・フェイ)ら麾下組織に奪回作戦を命じた。
その一方で、龍飛組織は職を探しているジミー先生を仲間に引き入れていた。
ジミー先生は父と仲違いして家出してきた身であり、姉の家に居候していたのだ。早速ジミー先生は龍飛から、組織に金を支払わない大尽に警告してくるように命じ、ニンジャ組織の手の者が見張る中、ジミー先生は大尽の取り巻きのチンピラをのし上げ見事取り立てに成功する。
ところが、ジミー先生を見張っていたニンジャがようやく登場した主人公のスチュアート・スティーンに目撃される。アジト(どっかの庭園みたいなとこ)になんとか逃げ帰ったニンジャだが、やっぱり責任を持って殺される。
ある夜、一人の男が家へと帰宅すると、見知らぬ男達が居間に居座っていた。
彼らはある盗難事件の捜査を打ち切れと警告しに来た組織の者だった。男が断ると彼らはおとなしく立ち去るが、息子が自分たちの組織に入ったと告げた…そう、この組織はニンジャ組織で、男は今現在ジミー先生と断絶中の父親だった。
姉の家に本格的に住むことになったジミー先生は、その夜姉のボーイフレンドのフィリップとともにレストランへ出かけ、親睦を深める。
スチュアートはニンジャを目撃したことを気にしていた。当のニンジャ組織はジミー先生伝いにCIAが関与してこないかと危惧し、凄腕捜査官がすでに介入してきていることを仄めす。
ジミー先生は夜遅くに組織の仕事にまた荷担していた。だが今回のターゲットがか弱い女性だったことを知って思わず助けに入り、仲間をぶちのめした。
「名乗るほどの者ではない」と格好良く立ち去るジミー先生がなかなか素敵だ。
しかしニンジャ組織はこの反目を重く見て、龍飛組織にジミー先生監視の命を出す。
そのころ、スチュアートが突如公園でニンジャに襲われた!ところが突然スチュアートが赤い服のニンジャに変身し、実は彼こそがCIAの捜査官だったことが解った。それを知って顔色を変えるニンジャ組織のボスだが、それもそのハズ、スチュアートとボスはかつての同僚でもあったのだ。
ジミー先生の父親はローズという龍飛の愛人と接触していた。彼が捜査に執着するのには理由があり、かつて妻がニンジャに(どういう理由かは知らないが)殺されたという痛烈な過去があった。
さて、今日も仕事のために駐車場でジミー先生は取引をしようとしていたが、そこに龍飛が彼に一泡吹かせようと向かわせたチンピラどもが現れる。通りがかりのスチュアートと見張りのニンジャが見守る中、ジミー先生は多勢に無勢でボコボコにされ、取引は失敗してしまった。
そのころ、じつはCIAの仲間だったフィリップに連絡を取ったスチュアートは、ジミー先生を泳がせてフィリップには龍飛らの監視を頼む。フィリップは白装束のニンジャとなって龍飛らがいる大浴場で彼らの話を耳にする。
「二度と失敗は許さない」と龍飛に釘を刺されたジミー先生は、さらにニンジャ組織のボス追跡を諦めるように親父に伝えろと言われる。半ばしょんぼりした様子のジミー先生。父はフィリップとニンジャ組織について話し、なにかあったらスチュアートに連絡をと言い、立ち去る。
様々な思いを巡らせながら、父はジミー先生の元へとやって来た。組織の面々が見守る中、ジミー先生は捜査の危険性を示唆するが、断固として父は捜査を続けるつもりでいた。
次の日、取引失敗の方を内通者のローズから聞いたスチュアートは早速敵陣(の公園)に乗り込んで大立ち回りを繰り広げ、ザコニンジャを倒すもボスのみを取り逃がしてしまう。
ジミー先生は龍飛の命令でフィリップを消せと命ぜられる。
結局は抗えずフィリップと姉の襲撃の手引きをしてしまい、あまつさえスチュアートがまたまた見守る中、ジミー先生はフィリップに重傷を負わせてしまう(殺したと思っていたが実はあとで生きていたことが発覚)。姉の親友でもあったローズはジミー先生に警告する一方で、彼に龍飛の非道さを訴えた。しかし何よりも心配なのは、無茶をしてまでニンジャ組織摘発のために捜査を続けるジミー先生の父親だとも付け加えて。
夜のハイウェイで黄昏れるジミー先生だが、そこに以前助けた女の子が現れる(何だかジミー先生に惚れてたような仕草を見せるが、物語展開には反映されなかったようだ)。父の邸宅に入り込んだジミー先生は父の日記を読んだことで、知らなかった父の孤独さを悟った。
足踊り重く謝罪のためにジミー先生は姉の家を訪れたが、当然接触を嫌がられ、フィリップが無事だと聞きだすのみだった。
スチュアートは回復したフィリップと共に公園で待ち合わせる。ニンジャ姿で現れたフィリップは、ファイルを奪い返すための秘策を話し合った。
龍飛組織は父と関係を持ち始めたジミー先生を次第に敵視し始めた。
そして会合の場に現れ、「今度の仕事が最後」ともちかけるジミー先生に龍飛はOKサインを出すが、ローズをも裏切り者だと勘づいた龍飛は刺客を向かわせていた。命からがら逃げ出してきたローズはフィリップを頼ってジミー先生の姉の家へと行き、姉にジミー先生が危ないと伝える。
が、直後ジミー先生の父と連絡をとろうとした彼女は無惨にも敵の手にかかり大怪我を負う。フィリップは姉に、父の所へ向かうよう指示する。
ローズは瀕死の重傷を負いつつも、何とかジミー先生の父の元へ辿り着き、ジミー先生の危機を伝え息を引き取った。姉とフィリップは父の元にやって来て、ジミー先生を助けるべくスチュアートへと連絡を取る。
フィリップと合流したスチュアートは諸々の情報から取引現場を押さえ、見事ニンジャ軍団を討伐するが、またもタッチの差でボスのみを逃がしてしまう。
その夜、仕事のために倉庫へと向かうジミー先生に、フィリップは倉庫には龍飛組織が待ちかまえていることを伝えるが、ジミー先生は「自分のやった事にケジメをつける」と言い残し、フィリップに警察に通報することを頼んで去っていった。
倉庫には案の定龍飛組織の手勢が待ち受けていたが、激闘の末に龍飛を殺して警察行きとなった。
服役後、檻を挟んで対面する父と子。既に二人の関係は修復され、あとは法の捌きに委ねるのみとなった。
父と別れたジミー先生の元に今度はスチュアートが現れ、塀の中のジミー先生に代わってニンジャ組織を壊滅することを彼に誓った。その頃、ニンジャ組織は決戦に備えてどこぞの野原に爆弾を仕掛け待ち伏せする。そこに何故か何の手がかりもナシにやってくるスチュアート。
そして対峙するは全ての不幸の元凶であるニンジャ組織ボス。
因縁のニンジャ同士の決戦が、今始まろうとしていた…。
▲見ておわかりのように、話が全然つながってはおりません(行間入れてわかりやすくしてみました)。ストーリーはジミー先生ルートによる父と子の物語と、スチュアートルートのニンジャ組織捜査が同時進行し、所々でつながりを入れようとも所詮"水と油"。話にもなっていませんでした。
一応、双方の橋渡し役としてフィリップが出てくるが、スチュアートと同じ画面に移る時は白ニンジャ姿で、どう見ても別人が演じていて繋ぎ目がバレバレ。これを堂々と自社の映画と言い切るフィルマークとは一体…。新撮部分のニンジャアクションに関しては以外に悪くはないが、制作年度を考えるともうひとつ迫力不足を感じるところである。
とりあえず、余程のジミー先生ファンでない限りは見る必要のないゴミ作品。基となったジミー先生の作品もあまり面白くなさそうなのが残念だ。…ところで、もしかしてフィルマーク本社が全焼したあの事件って(以下自粛)