
「極道ステーキ」
製作:1991年
●本作は清水宏次朗主演によるVシネ作品なんですが、これがまた面白い作品でした。『プライベート・ウォーズ』といい『バウンディ・ハンター』といい、最近は面白い作品に出会う機会が多くなってきて嬉しい限りです(笑顔
大学生の清水は拳法の達人だが、具体的な目標が無いまま卒業を迎えつつあった。そこで職安へ行って自分に合った職探しをしてみると、コンピュータの敵性診断でヤクザとの回答があり(どんな診断だ!)、なぜか興味を持った清水はこれにチャレンジしてみる事に。かくして、学生ヤクザの第一歩がここに踏み出される事となった。
彼はさっそく間寛平が親分をやってる暴力団に訪れるが、もちろん最初から上手くいくはずが無い。借金の回収をこなしてようやく見習いになることができたものの、そこは厳しいヤクザの世界。時に理不尽な状況に苦悩しながらも、清水はヤクザの道を進んでいくのだった。
そんな時、彼らのいる地区に関西から暴力団が進出してくるとの一報が入る。かんぺーは対抗馬である菅田俊の組と休戦し、関西から来た先遣隊の動向に目を光らせていく(ちなみに先遣隊のメンバーは森次晃嗣やきくち英一、かんぺーの親父さんを天本英世が演じているので、ウルトラ兄弟VS死神博士軍団という図式にも見えます・笑)。
この関西の組というのが大規模な組織で、敵に回さないようにと各々の組は自重していた。だが、清水がたった1人で先走ってしまったため、やむなくかんぺーもこれに続いた。対する森次たちも関西から兵隊を呼び寄せ、深夜の駐車場で一大決戦が繰り広げられるのだが…。
監督の高瀬将嗣は多くのVシネ作品を手がけ、アクション監督として多くの作品にも関わっている大ベテランです。そのためか本作は豊富にアクションシーンが用意されており、たっぷりと格闘アクションが堪能できる粋な作りとなっています。個人的には今回が初接触となる清水に注目してましたが、敵の攻撃をいなしては反撃するその活躍ぶりには目を見張りました。
また、かんぺーも清水に負けじとアクションや演技に奮闘。バラエティーなどでギャグを飛ばす彼の姿しか知らない人には、本作で日本刀を振り回して兵隊どもを斬り捨て、貫禄十分に暴力団の親分を演じる姿はかなり新鮮に映るはずです(実際私もそうでした)。さて、本作には続編があと2本控えているのですが…それはまた次回のレビューにて!