『極道ステーキⅡ』 | 続・功夫電影専科

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「極道ステーキⅡ」
製作:1992年

●本作は前回紹介した『極道ステーキ』の続編に当たる作品で、物語は前作のラストからそのまま続く形となっています(作中の設定やバックホーンについては、前日のレビューと前作『極道ステーキ』を実際に視聴することをオススメします)。

 前回のラストで警察に出頭した組長の間寛平。自分の独断専行でこうなってしまったことを悔いた主人公・清水宏次朗は、佐倉しおりと協力してコント山口君と竹田君がいる警察署へ出向くと、口八丁でかんぺーを釈放させる事に成功する。かんぺーは近々杯を交わそうと清水に告げるが、そのころ街では麻薬が蔓延し始めていた。
麻薬で利益を貪るのはご法度だ。大事な決まり事を破っていたのは、組長を幽閉して組を我が物にしていた菅田俊であった。菅田は破門されていた渡辺哲(『用心棒・極道狩り』では善役だったのに…)と用心棒の布川敏和を呼び寄せ、あわよくば対抗馬であるかんぺーの組を潰そうとも考えていた。
 一方、かんぺーたちは麻薬の売人潰しに取り掛かっていた。そこにライオネス飛鳥たちが現れ、清水に関西の組へ来ないかと話を持ちかけてきたが、杯を口にしていない彼はこの話を拒否。続いてフッくんが清水を始末しようと襲いかかるが、苦戦しつつも一蹴してのけるのだった。
そして同じ頃、入院していた先代組長・天本英世が退院する事となったが、悲劇は突然起きた。病院から出ようとした瞬間、暴走車によって彼が轢き殺されてしまったのだ。かんぺーたちは悲しみを乗り越え、清水と杯を交わすと天本の葬儀へ移行した。この天本暗殺を仕組んだのはもちろん菅田たちの仕業だ。連中は葬儀の会場に現れると、かんぺーたちを一網打尽にしようとその牙を剥き出しにして襲いかかった!

 本作は前作とあわせての前後編といった趣の作品で、菅田との対決や関西の組のエピソードなど、全ての決着が付く物語が展開されます。ストーリーの規模は変わらないものの、アクションのボリュームは前回より向上。大きく変わったポイントは、前作ではアクションを披露した組員が清水とかんぺーだけだったのに対し、本作では組員全員のアクションが見られるという点でしょう。
ラストでは組員たちが菅田の兵隊と死闘を繰り広げ、ここにライオネスや前作のラストで対決した武器トリオ(!)が介入する事により、アクションに更なる激しさを加味しています。また、前作ではかんぺーのアクションに驚かされたが、今回はまさかのフッくん参戦で新たなサプライズを呼んでいました(これがまた見事なアクションで2度びっくり)。
そんな感じで徐々にテンションを上げていく『極道ステーキ』シリーズですが…続きはまた次回にて!