『地獄のアレクサ/殺人捜査網』 | 続・功夫電影専科

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香港映画を始めとした古今東西のアクション映画の感想などを書き連ねています。


「地獄のアレクサ/殺人捜査網」
「殺人捜査網/地獄のアレクサ」
原題:C.I.A. CODENAME: ALEXA
製作:1992年

●それにしても最近、マーシャルアーツ映画のレビューでPMエンターテイメントの作品に遭遇する確率が高い気がする。『ファイヤー・パワー』も『ストリート・クライム』もそうだったけど、これからはPMエンターテイメント系の作品を集めてみようと思うが、本作はPMエンターテイメントが製作した女ドラゴン映画ともいうべき作品である。
とある篭城事件が発生。現場は政府のビル内で、すぐさまCIAエージェントのロレンツォ・ラマスが犯人を全員始末した。実はこの犯人一味は、在米大使のアレックス・コード(『ハードブロー』に引き続きまたアンタかよ!)の差し金によるもので、核兵器をコントロール可能なマイクロチップの奪取が目的だったのだ。
結局マイクロチップを奪う事は出来なかったが、犯人の1人がチップを飲み込んでそのまま死亡。アレックスの部下であるキャスリーン・キンモントらが遺体の強奪に向かうが、仲間の先走った行動でキャスリーンは警察に捕まるのだった。
一方、この事件のことが気になっていた刑事のO・J・シンプソンはCIAの関与に気付くが、再び死体奪還に現れたアレックスの部下に仲間を殺されてしまった。CIAへと身柄を引き渡されたキャスリーンは、ラマスから「マイクロチップを奪い返してくれ…君の協力が必要なんだ」と迫られるが…。
ここまでのストーリーを見ていくと、これからキャスリーンがアレックスの元に帰り、緊迫した状況下でマイクロチップの奪還を…という潜入捜査モノっぽい筋書きが予想できるが、キャスリーンは真正面からアレックスの屋敷を襲撃!かつての仲間を大勢に殺害し、マイクロチップを華麗に奪い去っていくのだ…ってオイ!
主演のキャスリーンはラブシーンやガンアクションはもちろんのこと、格闘アクションもこなしたりと中々の活躍ぶりを見せてくれる。特に中盤のCIA内部での格闘シーンや剣の演舞はそれなりにキレが良く、クライマックスの活躍を期待させるものになっているのだが…この作品、クライマックスの格闘アクションなどといった派手な見せ場は全部ラマスとシンプソンが奪っていきます(爆
結局、本来一番活躍しなければならないキャスリーンがまったく目立たないまま話が終わるので、正直初見時はかなり肩透かしを食らった気がしました。また、劇中には大使館で白人と黒人の格闘シーンがあり、勝った方の黒人がこのあと物語に関わっていくのかと思いきや、この格闘シーン自体ストーリーと何の関係も無い場面だったりと、本作はいろんな意味でムラの多い仕上がりとなっていました。
これには続編となる『アレクサ・リターンズ』とかいう作品もあるようですが…う~ん、これは微妙かなぁ(苦笑