レッド・ツェッペリン - バス・フェスティヴァル1970年 (Live MV, 1970) | 人生は野菜スープ~アエリエルのブログ、または午前0時&午後3時毎日更新の男

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元職・雑誌フリーライター。バツイチ独身。午前0時か午後3時に定期更新。主な内容は軽音楽(ジャズ、ロック)、文学(現代詩)の紹介・感想文です。ブロガーならぬ一介の閑人にて無内容・無知ご容赦ください。

レッド・ツェッペリン - バス・フェスティヴァル1970年6月28日 (Live MV, 1970)
Led Zeppelin - Bath Festival, June 28, 1970 (Live MV, 1970) 

Shooted at Bath Festival, Shepton Mallet, June 28, 1970
(Song Order)
(introduction) 7:01
1. Immigrant Song
2. Heartbreaker
3. Bring it home
4. Since I've Been Loving You (incomplete)
Total Time: 17:32
[ Led Zeppelin ]
Robert Plant - lead vocals, harmonica
Jimmy Page - guitars, backing vocals
John Paul Jones - bass, backing vocals
John Bonham - drums, timpani

 このカラー映像はレッド・ツェッペリンのライヴ歴でも名演とされる、1970年6月28日にイギリスのシェプトン・マレットで行われたバス・フェスティヴァルでのドキュメンタリー断片で、ツェッペリンは前年1969年10月に『Led Zeppelin II』を出して初の英米アルバム・チャートNo.1を記録し、サード・アルバム『Led Zeppelin III』(1970年10月発表)のレコーディングの間を縫ってのフェスティヴァル出演でした。すでにサード・アルバム収録曲から「移民の歌 (Immigrant Song)」や「貴方を愛しつづけて (Since I've Been Loving You)」を披露しており、17分半のうち冒頭7分はフェスティヴァル会場のドキュメンタリーなのでツェッペリンのステージは正味10分しか観られませんが、Unofficialの発掘ライヴ名盤『Bath 1970』の部分映像を観ることができるだけでもマニアにはたまらない代物です。発掘定番ライヴ『Bath 1970』は音質も良くライヴ全編を収録していますので、曲目は同CDのジャケットをご覧ください。音源だけなら完全版もYouTubeにアップされています。



 ツェッペリンは1971年3月5日にベルファストのライヴで「天国への階段 (Stairway to Heaven)」を初演し、同曲は以降のライヴで必ずセットリストに入る曲となり、1971年11月発表の『Led Zeppelin IV』収録以来ロック史上不滅の名曲と目されるようになりましたが(20世紀以内にラジオ・オンエアの印税届けがあっただけでも、全世界合計700年分のオンエアを記録したとされています)、ツェッペリン最大のヒット・アルバム『Led Zeppelin IV』以降はレパートリーが増えた分徐々にセットリストがパターン化されていくとともに、1972年~1973年以降はロバート・プラントのヴォーカルも1971年までのハイトーンを効かせた唱法から中音域中心の唱法に変化してしまうので、サード・アルバムまでの登り坂のツェッペリンのライヴをとらえたこのバス・フェスティヴァルの演奏は聴き飽きのしない好ライヴとして人気が高く、輸入盤店の中古コーナーやオークション・サイトで安く見かけたらお薦めできます。なおこのバス・フェスティヴァルはもっと長い版の映像も残されており、そちらのリンクも張っておきます。