北海道の風習ってそんなに違うの? | 遠い夏に想いを

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アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。


 昨夜テレビを見ていて、チャンネルを回していたら、日本テレビで北海道特集をやっていた。「そだね」女子チームの影響なのかな。


 北海道の地名は大半アイヌ語の当て字だから読めない、仮名にした方がいいと前回にもいったが、広島や池田など出身者の故郷の地名のところもある。また既にニセコなどカタカナ表記の地名もある。今や漢字圏は中国と日本だけ。周辺のアジア国は漢字から脱出している。毛沢東の頃の中国では漢字を止めようって話があったらしい。漢字はテレビのクイズ番組で出題するのが最適で、日常的に使用するには問題が多い。日本語は表意文字ではなく表音文字だから。


   札幌駅展望台からの市街地(南側)遠望
札幌

 ところで、番組の中で、街の人々に「七夕は何の枝に願いを書いてつるしますか?」と訊いたら、「柳の枝」という答え。質問者は笑っているが、そもそも北海道には竹や笹は生えていない。一般的なタケノコもない。あるのは「根曲がり竹」という美味しいが小さな野生のもの。だから七夕なんぞに使えない。しだれ柳の方が飾りとしてはむいている。


 子供の頃、実家は菓子屋をやっていた。おかしな名前の食べ物を思い出す。「きびだんご」という駄菓子、「カステラ」という「どらやき」の変形した焼菓子など。


 今はそうゆう習慣があるかどうか判らないが、子供の頃、「ローソクくれなきゃ、かっちゃくぞ(ひっかくぞ)」って近所の家々を廻ったのを思いだす。七夕の頃だっか、お盆の頃だったは定かではない。これなどもハロウインの風習(Trick or treat)に似ている。但しこの起源は東北の祭でないかと言われている。


 どこの国でもそうだが、地方にはそれぞれ変わった風物や風習があるから面白いのだ。




 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れと言いテルでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ