イタリアン・レストランで弦楽四重奏曲 | 遠い夏に想いを

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アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。



 レストランで小さな演奏会を開くのが流行っているようですね。ヨーロッパのサロン音楽という洒落たものかどうかは判りませんね。大抵の場合はクラシックでも短い軽い曲が多いのでは。


葡萄房

 このイタリアンレストランではこの四重奏団「ヴィーニヤ」の演奏会が年に二回ほどやってます。もうかれこれ15年位前から時々聴きにきてます。妻がトラで参加していた昭和大のオケで指揮をしているビオラ奏者。皆さん日フィルのOBや現役の奏者です。


チラシ01

 プログラムはハイドン、シューベルトにベートーベンの弦楽四重奏曲。予約し忘れた知人が入れず、この音楽会の常連なのでテーブルの隅に席を作って貰い何とか入れました。


 いつも音楽会の無料チケットで世話になっている義理の姉と三人で出かけました。結構楽しみました。モーツアルト時代の予約演奏会みたいですね。


 食事つきと言ってもデザートの盛り合わせみたいのが一皿ですが、ワイン、ビール、ソフトドリンク等は飲み放題です。


 特に面白かったのが、シューベルトの2番の弦楽四重奏曲で、2楽章で作曲を中断した未完の曲です。ですから短いのですが凄くロマン的で詩情あふれる曲です。とても素晴らしく演奏も良かったです。


 帰りは方南町のバス停の前を歩いていたら、偶然新宿行きのバスが来て、夜のイチョウ並木の通りを走り抜けて行きました。



 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ