昔々の話ですが、ヴェネツイアを旅した時です。 最初に訪れた時は到着が遅れて、夜の10頃に着きました。
小さなホテルのずんぐりと背の小さなおやじさんが 「予約してあるったって、今頃来ても部屋はないよ」って言われてしまう。
親子三人だし、途方に暮れていたら、「これからじゃ他のホテルに行っても断られるだろうし。それじゃ狭いけど女中部屋なら何とかなるかな」 と泊めてくれたのを思い出します。
丁度ミュンヘンオリンピックの開催中です。夜中にドアをトントン叩くので何かと思って開けてみたら、「女子バレーの決勝戦で日本が勝ちそうだよ。居間にあるテレビを見に来たら」 おやじさんが告げてくれました。慌てって三人で飛んで行きました。おやじさんの優しさが心にしみて嬉しかったです。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ