ファー衿の貴婦人? | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 東京では今日の朝から雪が降り続き、春らしい天気が一変して冬の白い世界に逆戻りです。温度も上がらず、大変に寒い一日でした。

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 先日ボルドーの赤ワインを買いました。ボトルに白いファーの衿のようなものがネックにかけてありました。ネゴシアン(ワインの契約販売業者)が付けて販売しているのでしょう。何故付けているのか分かりません。寒いからファーの衿を?まるで貴婦人のようです。


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 昔はボジョレ地区のワインでムラナヴァンとかモルゴンなど、酒飲みじゃないんですが、よく買っていました。ボジョレ・ヌボーが市場に出回るようになって以来、これ等の品質のよい銘柄は日本の市場から消えてしまいました。ヌーボー恐るべしです。正直、ムラナヴァンで赤ワインが好きになったので、懐かしいワインです。
  

 ヌーボーの全輸出量の50%は日本向けだって知っていますか?驚くべきことです。そんなに日本人は新酒が好きなんですかね。日本酒でも新酒ですね。解禁日を作るなどフランス人のマーケティング術に躍らせれているだけす。長期に保存できる赤ワインなら、あたり年で適切に保存されていれば古いほうが美味いのは言うまでもありません。

 

 ジロンド川流域に広がるボルドー地域の無数にある銘柄のうち61銘柄がグラン・クリュに格付けされています。グラン・クリュにはムートンという銘柄がありますが、これは別の銘柄で今人気上昇中のジャヌーイ氏が作ったワインで、これも大変に美味しいです。サガ(SAGA)はロートシルド家が出している多くの銘柄の中の一つです。ロートシルド家はこの他にグラン・クリュの1級のラフィットという有名な銘柄を出しています。このSAGAもとても美味しいワインです。我が家で買うワインは赤で、今は殆どボルドーのものです。



 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ