テムズ川畔の家 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 ロンドンを流れるテムズ川の中流域に位置するハンプトンコートからキングストンへボートで下ってきた時に見かけた民家です。川畔にある普通の民家ですが、いかにもイギリスらしい風景なので、水彩で描いてみました。


 キングストンには、1066年にフランスのノルマンディーからウィリアム征服王が攻め入って今の英王室が成立する以前の10世紀にサクソンの7人の王達が戴冠式を行った基石があります。イギリスを統一したサクソンのアルフレッド大王が有名です。


キングストン

 テューダー朝のころ大司教にウルジーという男がいて、5人の妻を死刑にした悪名高いヘンリー8世の離婚調停に失敗し、自分の館を取り上げらます。ハンプトンコートは、その彼の館がもとになっている宮殿です。


ハンプトンコート


 この民家にはボートが係留されていたり、白鳥が川面にいたり、楽しげで、平穏な生活振りが感じられる風景です。

テムズ


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページ