もう12月ですね | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 ちょっと体調が悪かったので、新宿の病院へ行ってきました。病院のあるビルのアトリウムの一階にクリスマスツリーが飾ってあります。今じゃもっと豪華なツリーがいたるところに飾られていて、この程度のツリーじゃ珍しくもないですが、今年も最後の月になったんだなって、時の流れの速さを感じました。

ツリー

 ツリーだけじゃなくって、ヨーロッパの田舎町のミニチュアがあり、0ゲージのミニ列車が動いています。余り子供の訪れるビルではないですが、子供なら喜ぶでしょう。

町

 月日が経つのが速いなぁって嘆くのは、年配者だけでないようです。最近の10代や20代の若い女性も同じです。どうして速く感じるのか、私は心理学者でないので解りません。やる事があり過ぎてしまう人も、何もすることがない人も同じ気持ちでしょう。不思議ですね。そうした時代なのでしょうか。

 新宿の京王デパートに寄ってみました。1階の化粧品売り場の前にミニチュアのカルテットのフィギュアがありました。人工のクリスマスケーキの上でくるくるまわってます。音楽は聞こえてきませんが、12月らしいフィギュアです。

カルテット

 前回の「モーツアルトのヴァイオリン」のブログで展示室の写真は載せませんでしたが、数点ある初版楽譜(18世紀)の中に25才の時に作曲したハイドンセット6曲の中の「狩」が展示されていました。モーツアルトも尊敬するハイドンと父の前でこのヴァイオリンで四重奏に加わったのでしょう。その時ハイドンが父レオポルドに「あなたのご子息は全ての作曲家のうちで最も偉大な方です」と賛辞を伝えたそうです。

 1楽章の抜粋版を載せておきます。尚、下の楽譜は最近のモーアルト四重奏曲全集から「狩」の1楽章です。




楽譜

 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ