ラファエル前派展 | 遠い夏に想いを

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アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 昨日はラファエル前派展を見に六本木の森美術館に行ってきました。土曜日ということもあり、開期が終わりに近いこともあり、同時にウォホール展が開催されていることもあり、物凄い混みようで、入場券を買うのに40分位並びました。若い人たちは殆どウォホール展の方に行ったようですが。


森美術館
 ラファエル前派という奇妙な名称のグループです。イギリスの絵画の停滞期を嘆いてイギリスのヴィクトリア時代に出来たグループで、日本でもこのグループの絵画に関心がある人は多いと思います。アーツ・アンド・クラフト運動で有名になったモリスなどご存知の方もいるでしょう。草や木の葉などから派生したデザインを壁紙にプリントして商業化、今でもイギリスで販売されています。


 彼等以前にはターナーが1820年代~40年代に漸進的な絵を描いて活躍していました。ルネッサンスのラファエロ以前に戻ろうと起こしたグループですが、時代に逆行する感じですね。と言っても、私も大好きなグループです。


テート
 今回はロンドンのテート美術館の協力で、所蔵する作品のうち名画が多数展示きれています。いまテート美術館へ行ったら主要作品が貸し出し中で見られないでしょう。


 テート・ギャラリーには前に載せましたターナーや19世紀のイギリス絵画が展示されています。ロンドンのナショナル・ギャラリーと共にロンドンを訪れたら美術愛好家には欠かせない所です。


絵
 今回展示されている作品には、ミレイの「オフェーリア」、ロセッティの「受胎告知」や「プロセルピナ」、バーン・ジョーンズの「シドニア・・・」、ハントの「良心の目覚め」など1850年代の絵画が多数展示されていて、充分に見応えがあります。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
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