その昔、ミネソタからカナダのモントリオールへ行った。もう10年以上も前だ。昔の留学の時にもカナダに行ってなかった。
この時泊ったホテルはリッツ・カールトン。我々がいつも泊るホテルとしては高級過ぎる。おまけに珍しくスイートルーム。
着いてすぐホテルの裏通りで街の案内板を見ていた。そこへ一人の女性が通りかかった。27~8歳くらいの女性だ。
声をかけてきた。
「この公園には何があるのですか?」
モン・ロワイヤル公園が近くにあった。
「特にないですが、高台になっているので眺めがいいですよ。モントリオールは初めてですか?」
「この街は初めてす。これからケベック・シティに行く予定です」
「私はマリーと言います。そしたら、よかったら明日一日モントリオールを案内してあげましょうか」
「マリーさんはプロのガイドですか?」
「いいえ、違います。いまは時間がありますから」
こうゆう見知らぬ人、例え女性であっても、外国では用心しなければならない。色々と質問したり、話をしたりして、翌日街を案内してもらうことになった。
とりあえず、公園を登ってみた。もう夕暮れで公園のシャレー(小屋)まで行かなかったが市街の展望は素晴らしかった。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ