ホノルル - 17 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 ホノルルは暑い。11月下旬だというのに東京の9月上旬くらの暑さだ。ダウンタウンのホテルへはタクシーを使った。天気は最高に良い。ホテルはトランジットで3時間も空港で待つくらいなら、ホノルルに一晩泊って帰ろうというつもりだから、贅沢はいらない。寝るだけだから安いホテルでいいと泊ったのがこのホテル。ワイキキの海岸からワンブロック入った通りにある。


遠い夏に想いを-ホテル


遠い夏に想いを-ホテルからの海  先ずは外へ出かけてみる。ビーチ沿いの繁華街カラカウア通りは大勢の観光客で溢れている。圧倒的に日本人が多い。通りには有名ブランドショップが軒を連ねる。今は買い物だけならハワイよりも韓国へ旅行した方がお得だ。旅費も安いし、ウオンが下落して半値になった。


 元々東洋からハワイへ移住した人たちではフィリッピン人が一番多い、次に日系人。白人が一番多いが、それでも25%くらい。過半数には達しない。まさに人種のるつぼと化している。だからやたらと日本人観光客が目立つ。


遠い夏に想いを-ワイキキ01
遠い夏に想いを-ワイキキ02
 海は空色で美しい。初めてミルクを溶かしたような青い海を見たのは、沖縄だった。当時、まだ沖縄はアメリカ領で、お金はドル、パスポートが必要だった。一夜明けて那覇港に船がつき海を見て驚いた。本州や北海道で見る海の色とは全く違う。いまハワイで見ている海の色と同じだ。


遠い夏に想いを-ワイキキ03
 通りを散歩して、お店に入るがどれもブランド品である。もうブランド品には関心がないのでホテルに戻る。若い頃はブランド品にも関心があったが、最近は東京でも新しいショッピングモルができても、全然行かない。どこもみな新しいだけで特色がない。


遠い夏に想いを-ステーキハウス  夕方になった。事前に電話で予約して、夕食を取りに出かけた。ホテルから近くのカラカウア通りのビルの2階にd.kステーキハウスという店がある。日系人の経営するステーキハウス。窓の外はワイキキ・ビーチが美しい。日本では余りポピュラーではないフィレミニヨンを頼んだ。アメリカ本土のフィレミニオンは高さが5センチ以上ある。ここの店のフィレミニヨンも4センチくらいある。牛にはグラスフェッドとコーンフェッドがあるという。草ばかりで育てる牛と飼料で育てる牛だ。ハワイの牛はグラスフェッドだろう。歯ごたえがあってとても美味しい。大満足の夕食だった。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」

1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ