ヒロの町を過ぎた頃には、雨も殆ど上がった。時間があるので、ヒロ湾に沿って海岸線を一周した。バニアン・ゴルフ・コースの外周に小さな日本庭園がある。更にこの辺りはバニアンの木が密集して生えている。異様な光景だ。
空港には少し早めに着いた。空港内の喫茶店に入り、リックと4人でコーヒーを飲んだ。
「よく、ここまで来てくれたわね。また来る気ある?」ロイスが訊く。
「う~ん・・・」私は返答に窮した。
「もう会えないと、思っていたら、会えたしね。多分これが最後かもしれないし、また来るかも」
何か悲しい想いが募るけれど、我々もそう若くない。
「うん、じゃ元気でね。ここの空港はロービーはソファがあり立派だから、時間までロビーでのんびりした方がいいかも」
そうゆうロイスとリックに抱き合って別れを告げ、ロビーへ向かった。
広いロビーの隅にお土産店がある。ハワイ島に来ても何一つお土産を買ってないので、コナコーヒーを買っていくことにする。若い女性の店員が寄ってきて日本語で話した。留学生で空港の売店でアルバイトをしているという。コナコーヒーは2種類おいている、少し高いが上物のコーヒーを買った。
「コナだけでなく、こちら側のハマクア・コースト沿いにもコーヒーがとれるって聞いたけど、置いてある?」
「ありますよ、カウ・コーヒーっていうんです」
とりあえず、飲んでみなきゃ解らないので一袋買ってみた。
コナコーヒーは高いって前に書いたけども、先日スターバクスに行ったらコナコーヒーが特別に提供されていた。値段を見て驚いた。一杯850円したのだ。さすがに飲めなかった。日本では殆ど見かけなくなったコナコーヒー。スターバクスもシアトルの会社だし、面子にかけても唯一の米国産コーヒーを提供しなけりゃと思ったのだろうか。豆でも売っているが、100グラム2,000円以上する。純粋に100%コナコーヒーだからと言う。10%でもコナコーヒーを名乗れるのだ。一般コーヒーの6倍の値段だ。興味ある方はトライしてみては。
さて、ロビーには行かずに、直接搭乗用の通路に行った。ロイスの言うとおり、狭い通路に折りたたみ椅子を並べただけである。但し、フライトは快適で、雲の上をを飛び、左手にマナケア山と真っ白な天文台群が望める。1時間弱でホノルルに着いた。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ
