今日が最後の晩になった。機中でニ泊、正味三泊、実質二日しかハワイ島にいない。この短い期間で、何か随分ハワイの一面を見た気がする。旅行者の勘違いと思うのだが。
宿泊しているアニタとボブの家は日本人の我々にはすごく居心地がいい。余り大きくなくて、天井も低く、ベッド以外は全て家具調度品が小ぶりである。アニタによるとこの家は日本人が設計・施工したらしい。日本で欧米式の家をデザインしても、結局、中途半端な欧米風にしかならない。
玄関のそばには赤い鳥居がおかれ、土手には竹も植えられている。部屋には日本を感じさせる飾り物か置かれているし、お茶も日本式の湯飲み、急須、お盆で出してくれる。台所もあり簡単な炊事も可能。照明は蛍光灯で電気を節約している。ソーラーパネルの電力だけだからLEDにしないのかと訊いたら、今のところ値段が高いので、将来考えると言っていた。勿論、電力を食うのでテレビはない。ビデオがあるが、すぐ飽きてしまう。
棟続きの反対側の小さな部屋には簡単な運動用の器具が置かれており、アニタがヨガを教えているとのことである。こんな未舗装の田舎に道場を作っても、人が訪れるのだろうか。彼らは二階に住んでいる。
ノッコが小さなお菓子の包み紙でツルを折って、飾ってきた。折り紙はアメリカでも人気だから、訪米するときは、綺麗な折り紙を持っていくのもいいかも知れない。
今夜はハワイ島で最後の夜である。明日は早いから、寝ることにする。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ