ここでも自然を利用 - 06 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 新築の家の裏手に廻ってみた。ここにも大きな貯水タンクがある。ボブのところと同じで、雨水を貯めて、浄水して使う。電気もソーラーパネルを使っている。ハワイ島でもこの辺りは夏でも涼しい。ホノルルなどと違ってエアコンは不要である。11月でも南側のコナ海岸と違って、北側のこの地域は寒いくらいだ。


遠い夏に想いを-新築裏手
 日本でも見かける太陽熱を応用した温水器が天井に設置されており、ガスは小さなブロパンを使っている。水道、下水道浄化、電力、光熱等は全て自前の自然から得たものだ。窓も大きくて、数も多いので、昼間は照明が不要だ。


遠い夏に想いを-小屋
 母屋の隣には小屋が建っており、立派なシャワールームと建物の材料と書籍が山積みになっている。将来この部屋を図書室にするらしい。


 自然の恩恵だけで生活するのは大変に勇気のいることで、私たちには真似できることではない。本土にいた頃に比べれば、この地域のインフラは極端に小さくなる。それでも自然と共生する意気込みに拍手を送りたくなる。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ